2011年12月4日日曜日

もうひとつの公私混合

twitterのコメントのやりとりで140文字では足りなくなったのでブログに起こします。


私が考える 公 → 私の公私混合のやり方。


それはずばり  生涯学習  
生涯学習(しょうがいがくしゅう)とは、人が生涯にわたり学び・学習の活動を続けていくこと。日本においては、人々が自己の充実・啓発や生活の向上のために、自発的意思に基づいて行うことを基本とし、必要に応じて自己に適した手段・方法を自ら選んで、生涯を通じて行う学習だという定義(昭和56年の中央教育審議会答申「生涯教育について」より)が広く用いられている。

なんで生涯学習かというと、下記のようなメリットがあるからです。

○ 公(会社)が提供するものが簡単。

  • 学習場所(会議室など)
  • 講座や出席者などの管理システム
  • 出席者の身元保証 (社員とか社員の家族とか)

○ 私(社員)が得られるもの

  • 受講者としては、もちろん学習内容の習得。
  • また、同じことに興味を持つクラスメイトとの人脈
  • 講師として自分のスキルの伝承



すでにプロボノなどのCSR活動では、上記の「公側が提供するもの」は活用されています。
もう少し広げるだけで簡単にできると思います。

  • 自分のスキルアップ
  • 仲間との出会い
  • 自分のスキルが人に役立つ
この3つをもって、現業のほかでも「社員をイキイキさせる」ことが出来るのではないでしょうか?




※ なぜ、 公 → 私 の公私混合を考えたかというのはいかのつぶやきをご覧下さい。

2011年11月23日水曜日

ソーシャルリーマンズのイベントに参加した。

昨日、「第2回私たち企業人はこれからどこに向かうのか?」というイベントに参加しました。

11月22日 第二回 私たち企業人はこれからどこに向かうのか (東京都)

イベントの名称がたいそうだったので、ちょっと自分には合わないかな?と思ったのですが、
副題の 「ソーシャルリーマンズ」というのが如何にも造語っぽくて、気になったので
「迷ったらやってみる」という精神で参加してみました。

結論から言うと、「ソーシャルリーマン」って何かはわかりませんでした

けど、たくさんの収穫がありました。


まず、自分はやっぱりNECが好きなんだなという再認識。
そして、まだまだ面白い人はたくさんいるんだなという発見
何より、自分も少し動いてみようという勇気。


イベントの流れとしては
  1.  主催である「かなりあ社中」さんから、今回のイベントの趣旨と
      「ソーシャルリーマンズ」の説明
  2. 関連したテーマについてのワールドカフェ
という形で進んだのですが、

ワールドカフェの2ラウンド目のテーマが、

「あなたが今行っている社会善はon/offでそれぞれなんですか?」

というモノだったので、

私は

C&Cを使って世界中の人とつながれるようになっているのだから
自分の業務は社会善の一端を担っていると思う。

と言ったのですが、テーブルの人たちがC&Cを知りませんでした。。。

また、他の方が

うちの会社はそれが儲かるか?ではなくて世の中に求められているかどうか?
で製品化を判断している。 社会に貢献していると思う。

とおっしゃっていて、うらやましいと共に、俺もそう言い切ってみたいと思いました。

うちの会社のことをもっと知って欲しい、もっと良くなって欲しいという想いが沸いてきて
自分はやっぱりNECが好きなんだなと再認識しました。
(だめな子ほど可愛い とかじゃなくてね。)

次に出会った人たち。

・かなりあ社中の
臼井さん(会話のテンポが合って話しやすいなともったら似非関西人でした)
塚本さん(EGMフォーラムやワールドカフェでお会いしていてfacebookで
フレンド申請を頂いていたのだけど、プロフィール写真が
別人過ぎて保留していたのは内緒)
高橋さん(直接お話しするタイミングが計れなかったのですが、世話焼きぶりが、
まさにファシリテータの鑑っぽかった。おそらくこの人が要)
山本さん(社内活動でお世話になっていたのですが、
社外だとちょっと雰囲気ちがう(^^)

・参加者も多彩
・川島さん  (お坊さんとコンサルの兼業。。どっちもコーチングだから??)
・伊藤さん  (地球と人類を救おうと壮大なテーマで活動されている)
・高須賀さん (しっかりしている大学生。
「社会貢献したい!では就活勝てません」は名言)
・富沢さん  (テーブルの仕切りっぷりがお母さんのよう。この会社のひとは
人当たりがいい人が多い。社風??)
・松井さん  (業界の人っぽいのか、っぽくないのか。。ただ瞳の奧の闘志が熱い)
・有澤さん  (ちゃんと自分の好きな会社で働いて、その他にも
ボランティアな活動も私の感覚だとこの方が一番リア充)
・竹中さん  (自分の業務が社会善につながるのかと悩める若者。
ついつい諭したくなったけど、そこは自重。)

 EGMフォーラムや社内SNSなどで、結構、カワリモノ(褒めてます!)と
出会ってますが、
 まだまだ、予想外の面白い人はいるものですね。。


そして、動く勇気

今回のテーマは「社会善」 だったのですが、

営利団体である私企業の中では無理だよ。だから別に活動している

という人もいれば、

儲けるためには社会に必要とされていなくては無理で、
つまり営利活動って社会善に直結するよ

っていう人もいました。

わたしのように、社会に善をなす前にまず、
仲間である会社をよくしたいなぁとスケールの小さい人もいます。

そもそも、「善」なんて、時と場所で変わるじゃん! って考え方も。

そうしたら、やっぱり 「やったもん勝ち!」なんだよなぁと
つべこべ考えてても先に進まないし。









というわけで、ブログに書いてみました。

Facebookページも有るようなのでみなさんもぜひ見てみて下さい。
もやもやします。。。

ソーシャル・リーマンズが行く!


※私信 昨日お話ししたEGM忘年会はこちらから申し込み下さい。
EGM忘年会2011
もっともやもやするかも・・
※あくまで主観的メモ
 ・笑いを取るときにはきちんと取るのが大事。
 ・参加者の粒度をそろえるのも大事
 ・田口さんのモデレータはやっぱり巧いんだと再認識
 ・リーダーシップがあると場は安心する。
 ・関西人ってやっぱ、おもろいこと考えるやんな。




2011年11月3日木曜日

EGMとFCがやっぱり似てるわけ。(今度こそ)

前の投稿EGMとFCがやっぱり似てるわけ。(EGMサミットAutumnを終えて)
では、タイトルと内容に齟齬があったので書き直し。
(本題に入る前にサミットの内容を少しでも書こうと思ったらそれだけでおなか
いっぱいになってしまって・・)


で、あらためて EGMとFCが似てるわけ(似てる点)について私なりに。

  1. 新しいことをやる場所(取り組み)である。

    これは、みんな、「あったりまえじゃん」と思うかもしれません。
    既存の枠組みで出来なかったことをやろうというものです。
    これを大前提として考えると様々なノイズが気にならなくなります。
  2. 従来のやり方で解ける問題(すんでしまうこと)は扱わない。
    1の続きみたいなものですが。

    たまたま、サミットが終わったあとの
    11/1に東京海上日動システムズさんのFCにも
    お邪魔しましたが、そこのかたも同じことをおっしゃってました。
    「通常の会議はココではさせない」

    私はEGMも同じだと思っています。
    よく、「メールで良いじゃん」とか、「ポータルサイトで良いじゃん」と
    言われるのですが、そういうならそうなんでしょう。
    (心の中では「あなたにとってはね」とつけますが、)
    従来のやり方ですんでいるものをこちらに変える必要はないと思います。
    どちらも手が込んでて、非効率です。生産性を上げるものではないと思っています。

  3. 主体的に動く人が得をする。(やっている人が楽しんでいる)

    これもやっている人は「あったりまえ」だと思いますが、
    FCについて話される方々の話を聞いて、
    「色んなことに取り組んですごいなぁ」と思いつつ、
    「この人たち自身も楽しんでいるんだな」と感じました。

    EGMでも結局、得しているのは運営側(&ファシリテータ)の人たちです。
    EGMで成功を収めた竹倉さんがFCの運営にのりだすのも頷けます。
  4. だからこそわかってもらうのが難しい。
    これは、経営層にも利用者にもですね。
    今までと違うことを今までと違う方法で行う。しかも情報は胴元に集まってくる。
    これを如何に公開し、還元するか。
    今は、新しい物好きの利用者と
    「よくはわからないけどお前が底まで熱く言うなら」と理解を示してくれる経営者に
    支えられている気がします。

逆に違う点
  1. FCは先に目的がある。
    これは、EGMサミットで野村さんや岩井さん、櫻井さん 茨木さん
    (サミットの並び順です。念のため)が何度もおっしゃってましたが

    「FCは目的(解くべき課題)が先にあって、そのためにFCディレクターが
    様々なメソッドを駆使して解決に当たる」

    私の考えているEGMは
     「課題すら気づいていなくても誰かがそれを教えてくれる」
    活動を可視化することによって、第三者に助けてもらう。
    私の勉強不足かもしれませんが、FCだとディレクターの知りうる範囲の
    多様性でしか問題が解決出来ないような気がします。
    「集合愚」なんて言葉もあるので、多様性が高ければ良いってもんじゃ無いと思いますが。
  2. ディレクター(運営者)の力量のウェイトが大きい。
    これも1の続きのようなモノですが、
    FCはディレクターのデザイン力にかかっている気がします。

    EGMはパワーユーザーやファシリテータと呼ばれる人が自然発生して
    助けてくれることが多いです。
    (もちろん、彼らを意図的にどうやって見いだすか、育てるかというのが
    運営側の力量でもありますが、私は自然発生に助けられています)
  3. FCはF2Fだから受け入れられやすい。
    これは、大企業の場合だけなのかもしれませんが、
    オンラインが主体である(オンラインだけじゃないよ)EGMと
    オフラインが主体である(オンラインを駆使している人も多いですが)FCでは、
    ウケが違います。(とくにお年寄りの)

    「見たことのないモノ」を信じるのは難しいのでしょうね。

    10/28のEGMサミットの山下社長の講演の中でも
    「2ちゃんねるのようにならないために」という表現が出てきました。
    あれだけご理解のある方ですら、一部のやんちゃな人たちだけをみて、
    魔の巣窟のようにオンラインを畏怖するのだなぁと感じました。

 以上、現時点での私の感想です。FCもEGMすらもまだまだ勉強中なので
今後、コロッと意見が変わることがあるかと思います。そうでないと成長できないし。

※EGMの立場から、オンライン、オフラインの区別も含めて書きましたが、
FCの方々はツールとしてオンラインを使いこなしていらっしゃるように思いました。
そういう点においてはあちらのほうが成熟しているのかなとも感じています。

関連リンク
つながりが、想いを育み、行動を呼ぶ ~ EGMサミット2011 Autumn 語録集 - 【ヒト感!!】

EGMサミット2011 Autumn - PachiチョイスのShibotter - Togetter
ロサンゼルスMBA生活とその後 : EGMサミット2011 Autumnに込めた想い
なおきさんのブログ : 新しい未来に向けて~EGMサミット2011 Autumn参加報告
 「EGM×フューチャーセンター」は「想い×対話×気づき」 (Pachi -the Collaboration Energizer-)


     


2011年10月30日日曜日

EGMとFCがやっぱり似てるわけ。(EGMサミットAutumnを終えて)

10/28にEGMサミットAutumnが無事終了しました。
いつものことですが、ほんの少しの出番があるだけなのに、本当に緊張しました。

個人的にものすごく勉強になったので、なんとか社内に還元したいなぁと思いつつ。メモ。

 (詳しい内容は下段に他の方のブログなど関連リンク貼ってますのでそちらをどうぞ。)



まず、司会。笑顔がすてきな戸取さん。
進行中は昨夏の加藤さんほどの露出はなかったですが、
裏方として色んな気配りをされていました。



次にEGMフォーラム主査である福岡さんのプレゼン
 『EGM×フューチャーセンター×公私混合』 

「ソーシャルメディア」の機能を関係構築と情報交換にわけて、
それぞれとFCを含めた流れについて説明。
「ソーシャルグラフは持ち運べる」



次は田口さんによるワールドカフェ。『公私混合』
今回は時間の都合上、2ラウンドのみでしたが、与えられた時間内でまわす
ファシリテーション力や「問い」の立て方はさすがでした。
5人/テーブルで、人数が足りないからと入ったテーブルに、パネルディスカッションで
ご一緒する野村さんと岩井さんがいらっしゃって、「公私」について話せたのは、
大変楽しく、緊張もほぐれ、かなりラッキーでした。

「選択肢があるときに私を感じる」
 


そして、いよいよ山下社長
『脳業社会の働き方~ 貢献力と公私混合~』
ご自分の言葉で語られるのは印象的でした。(がゆえに、時間大幅超過)

企業は社会から人材を借りている。だからこれの有効活用が重要なのだ。
金融でなく人的資本。会社の一番の資本は人だ、金じゃない


最後にパネル討論 『フューチャーセンターって?』
討論に先立って、野村さんからショートプレゼンもあり。

「未来を作るのは現在。だからフューチャーセンター」
「フューチャーセンターは問題を持ち込むところ。」
「フューチャーセンターは総合芸術」






FC凄いなぁとおもったけど、敷居が高い。

肝心の似てるところを書いてない。。。

あと、pachiにほめられたこともわすれないうちにメモしておこう。


関連リンク

EGMサミット2011 Autumn - PachiチョイスのShibotter - Togetter
ロサンゼルスMBA生活とその後 : EGMサミット2011 Autumnに込めた想い
なおきさんのブログ : 新しい未来に向けて~EGMサミット2011 Autumn参加報告
 「EGM×フューチャーセンター」は「想い×対話×気づき」 (Pachi -the Collaboration Energizer-)

2011年10月16日日曜日

EGMとFCって似てる?

EGMサミット2011Autumnまで、いよいよあと2週間を切りました。

NTTデータの山下社長はじめ、KDIの野村さんなどそうそうたるメンバーが
登壇されますが、私もパネルディスカッションに参加させていただくことになりました。

テーマはずばり 

「フューチャーセンターって?」

私自身は「フューチャーセンター」 という言葉は、
経産省のインテクレチャルカフェで初めて聞きました。
講演のなかで、Leif Edvinsson氏が、

「帰りに疲れているような職場ではなくて、働くと元気になるところ」

とおっしゃっていたのを今でも覚えています。

その後、KDIさんなどにお邪魔して、

「創造力を発揮できるようなすばらしい環境」

というイメージを持っていました。

当時、ちょうど、うちの会社も「ワークスタイル革新」とか言って
什器メーカーと組んで「新しいオフィス」なんてものに
取り組んでいたので、今後このようなモノが進んでいくんだろうなと
期待していました。(商売としても、自分の環境としても)

しかし商売の方は、その後ノマドやモバイルワーク
(しかも、パンデミックや震災を想定したBCP的なもの)が
中心になってきたので、もっとチームで仕事が出来ることを
追求したいなと思っていました。

マルチデバイスというのは、

「個人がいろんなシチュエーションで
PCや携帯、スマホを使い分ける」


ではなくて、

「外回りの営業マンも、内勤の人も、海外の人も、
それぞれに適したデバイスで一堂に会することができる。」

という風に活用したいなと思っています。

それくらいの知識しかなかったので
野村さんが書かれている

Future Center ―未来のステークホルダーとの創発場
というブログですこし予習してみました。

 そしたら
 フューチャーセンターの思想について下記のように書かれていました。

・エコシステムを作っているのは、私たち一人ひとりの関係性である。
・今日この部屋にいる100人がネットワークするだけで社会は変わる。
「未来のステークホルダー」を選ぶのは、私たち一人ひとりの意志である。
・社会イノベーションのエコシステムは、私たち一人ひとりの行動の結果である。
このような考えを具現化したのがフューチャーセンターである。

これって、自分がEGMでしたかったことじゃない?と思えてきました。
フューチャーセンターと違って「物理的に集まらなくてはならない」という制約も
EGMにはありません。(その分、伝わりにくいという大きなハンデもありますが・・)

せっかくの機会なので、しっかりFCの要素を吸収して
EGMに活かしていきたいと思います。

残念ながらイベントの申し込みは定員に達しているようですが、
おそらくその後もオンライン上に講演資料などがアップされていくと思うので、
その辺を参考に議論を続けていければなぁと思っています。

ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム
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2011年9月25日日曜日

EGMとFCとTDL

先日、東京ディズニーランドに行ってきました。
関東に住んでいながら、10年ぶりくらいでした。

当時は無かったFP(ファストパス)を取るために走り回ったりして、
大変でしたが、「魔法の国」を存分に堪能できました。

さて、私は気持ちの切り替えが下手というか、公私混合というか、
そうやって楽しみながらもEGMとの共通点を考えていました。

それは  「非日常を楽しむ」 ってことなんだろうなと思い当たりました。

みんな魔法の国だからといって「 ミミ 」を付けたり、帽子をかぶったり、
全身でキャラになりきったり。。

それで少しだけ周りにも優しくなれている気がします。

キャストも親切だけど、なにげにゲストも親切です。
(当たり前かもしれませんが、先日の台風の際の乗客の民度の低さったら・・・)

EGMフォーラムで最近よく話題になるFC(フューチャーセンター※1)もオレンジ色のソファがあったり、壁に思いついたことをドンドン書けたり非日常のなかで創発が起こりやすいようにしています。

以前に慶応大学でプレゼンをさせてもらったときに、

「SNSっていろいろ機能があるのだが、従来のグループウェアと何が違うのですか?」
と質問をうけて、

「実は機能的にはさほど変わらない。だけど、新しいツールだから、今までと違って組織の壁を越えて良いんだよとかそういう気持ちになることが重要」


と答えたことを思い出しました。もちろん今も同じ気持ちです(※2)

最近読んだ「ゲームストーミング」という本にも、
ゲームに参加するということは 、日常生活のルールが一時的に通用されなくなり、ゲームのルールがそれに取って代わる別の世界に入り込むということです。
とありました。

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社員が仲間のため世の中のために活躍できる。そんな「魔法の国」をつくるのが、
EGMかなと思ったりしました。


※1
フューチャーセンターの歴史や世界の状況などはこちらを見ると良いかもしれません・
Future Center ―未来のステークホルダーとの創発場


※2
だけど、利用してもらうためには日常の動線にそれを仕込んでおかないといけない。その辺のバランスが大事なのかもしれません。

2011年9月3日土曜日

イノベーションカフェ

田口さん(@pawchan)の主催するヒューチャーイノベーションカフェ。
毎月様々なテーマで開催されるのですが、
今月のテーマは「イノベーション」ということで、参加してきました。

今回の「問い」は
  1. あなたにとってイノベーションとはなんですか?
  2. なぜイノベーションなのでしょうか?
  3. イノベーション(イノベーティブ)な状態とはどんな時でしょうか?
の3つでした。

各ラウンド毎にメンバーを交代するのですが、

ワールドカフェが初めてという方も多く、 いつものように新鮮な気持ちで挑めました。
(4-5回はきているのに何回来ても慣れない・・)
さすがに多様なメンバーなだけあって、自分からは創造できないような話が出てきました。
  1. スーパークールビズはイノベーション。どんどん働き方が変わってくる。
  2. ゴールに向かって頑張っているときにイノベーションは生まれる
  3. 思い切ってこの場(ワールドカフェ)に来たのがイノベーション。
 色んなイノベーションがあるものですね。



2011年8月27日土曜日

ソーシャルメディアとマスメディアの決定的な違い。 EGMサミット2011無事終了に寄せて。

EGMサミット2011が無事終了しました。


今回は裏方として会場設営、懇親会準備などを行いました。
今年は輪番休暇などの関係でメンバーとの連絡が取りづらいなか、
なんとかバタバタで間に合わせたという感じでした。

実はセッションの内容もろくに聞けてないのですが。。
個人的に気になったのは、

「ライフライン被災時のソーシャルグラフ活用」のなかで話し合われた
 「信頼」 のこと。

・マスメディアは一般的な情報しか流さないよね。
・緊急時に本当に必要な「身近な情報」を入手するにはソーシャルメディアが有効
・そしてそこから有用な情報を抽出するにはソーシャルグラフが必要

という流れだったのですが、
会場にいらした、@Murata_Soichiro さんから
CGMもEGMも、しょせんは「個人」の資格と能力(だけ)が担保な情報発信であることには変わりない。そこに「信頼」を求める意味は?どちらかというと、玉石混交の中から「必要十分」なものを嗅ぎ分ける能力だけが必要なのではないかな..
というtweetがあり、会場も私自身も「たしかに・・」という雰囲気。

まとめでも パネラーから
「情報を見る側,取る側でフィルタリングすることが必要.それはマスメディアでもソーシャルメディアでも同じこと」

という意見が出ました。

しかし!!!

よくよく考えたら私は決定的な違いを体験してました。
それは、
 
「ソーシャルメディアを使えば一緒に行動する仲間が出来る」

ということです。

実際、私は震災当日社内ソーシャルメディア(つまりEGM)
で知り合った仲間に助けられて鎌倉の自宅に帰り着いています。

この話って結構面白くて、当時色んな人に話したのですが、
長くなるので割愛します。
お会いする機会があればぜひ話させて下さい。

※当日のタイムテーブルは以下の通りです。(@egmforumの実況twより)

※ご興味もたれた内容があれば当日の状況はtogetterを作成してくれているので、そちらをどうぞ
http://togetter.com/li/179297

2011年8月11日木曜日

同僚にfacebookを勧める三つの理由

最近、よく同僚にFacebookの利用を勧めています。

その理由は三つあります。



一つは社内の人たちがたくさん使い始めていて、始めやすくなってきたことです。

使ったことの無い人にはよく勘違いされるのですが、SNSは人脈を作る所ではなくて、維持、保存する所です。(と私は強く実感しています。)
6億人が使っているfacebookでさえもアカウントを作ったら友達申請がたくさん来て嬉しい悲鳴!!
・・ なんて事はなくて、自分で(ときには友達経由で)友達を 捜して回ることになります。
しかし、いまなら比較的たくさんの人が利用しているので、友人が見つかりやすいと思います。一人が見つかれば芋づる式に結構見つけられるようになりました。
(たぶん、2-30人はすぐ友達を見つけられる)




2つめは社内人脈の維持の必要性です。

世の中のスピードが速くなるにつれ、組織の異動なども多くなりました。
今の同僚といつまでつきあっていられるかわからない。しかも、「個人情報保護」のお題目の下、年賀状のための住所録の整理すらままならない。
社内であれば、電話帳検索などで居場所を知ることも出来るのかもしれませんが、
その部署がいつまで「同じ社内」であるのかもわかりません。 会社での人脈とはいえ、自分の人脈です。 イントラ上でつながっているうちにきちんと外に持ち出せた方が良いと思います。
(震災などのときにも、イントラにつながらないから
同僚の安否がわからないなどお粗末な経験をしました。)


3つめは今なら失敗が許されるかも?ってことです。

たしかにfacebookがどんどんユーザー数を増やしているとはいえ、まだ、世界中の人が使うには、もう一世代待たないといけないような気がします。

逆に次にくるソーシャルウェアは今後永続していくような・・
そういう、大多数が参加するようになるまえに、ちょっとソーシャルデビューしてみてお作法を覚えたり、失敗したらアカウントを消してみたり・・という試行錯誤が出来るのは、今がラストチャンスなのかなと思っています。

(と言ってすすめるのですが、始めて見ると意外に、事故もなく利用されている方が多いように思います。)





というわけで、未だ初めて無い人は、ぜひチャレンジしてみて下さい。
そしてアカウントが出来たら、私に友人申請をお願いします!!
http://www.facebook.com/mitsuhiro.hatta
(念のためですが、私は自分の知人としか友人登録しません。
それ以外の人がこのブログを見ることはないとおもいますが・・)

2011年7月31日日曜日

EGMの夏がやってくる。

毎週末くらいにはブログ書きたいなと思いつつ、なかなかかけません。
その理由は2つ有るかなと思っています。

1 家に帰ってからPCを開かなくなった。
→ もともと絵を描いたり音楽を創ったりするひとではないので、
PCを開くのはもっぱらメールやWebの閲覧が中心。

ところが、iPhone&iPadの生活を始めてから家でPCを開くことがほとんど無くなりました。
なのにblog書くにはPCを開かないと。。。

ということで、 PCを開かないと出来ない(あるいはやり憎い)ことは、億劫になってきました。
(blog書くとかfacebookとか・・・)

TL上で話題が飛び交っているMBAとかも欲しいのですが、リビングにあるiPadのせいで
家族もPCを使わなくなったので、このPCをお下がりするからMBAを・・という話も
うまくいかなさそうです。


2 情報発信量保存則

EGMフォーラムでもたびたび話題になる「情報発信量保存則」

ひとが情報発信する量は決まっているので、どこかでの発信が増えると
他の発信量が減るというものですが、まさにこの罠に嵌っています。

毎朝の寝ぼけtweetは続けているのでその反動でなかなかblogを書くことが出来ません。
本当は、想いや考えを形にしていくことって重要だとは思ってるんですが・・・

Mitushiro hatta(@tosyokan) Stats - Twilog

(無料素材サイトの写真を脈絡無く挟んでみる・・)



さて、「情報発信量保存則」だけでなく数々の名言をうみだしたEGMフォーラムが
昨年に続き今年の夏もイベントを行います。

その名も
 EGMサミット2011 Summer !! (まんまだ・・・)

今回のテーマは 「社会の絆、組織の絆」として


「ライフライン被災時のソーシャルグラフ活用
~テレビで流れない重要情報を流すには~」



「シゴタノとプロボノ - みんな、EGMで楽しく生きてみない?!」

のパネルディスカッション二本立てとなります

EGMらしくイベントの前から参加者や興味有る方とのディスカッションを
したいと思っています。
ご興味のある方はこちらのfacebookページにアクセスしてみて下さい。
登壇者の準備状況などがわかってちょっと面白いです。
私は今年は会場設営係としてイベントを裏方から支えます。

EGMフォーラム - facebook page

2011年7月17日日曜日

知らなかった! 公上心の謎

先日、 CIO 特別フォーラム 2011 SUMMER というイベントに参加してきました。
facebookで 行木さん が書いていらっしゃったので 「CIOじゃないから無理かな」と
思いながらも申し込みました。
(結果は抽選で・・ってメールが来たので、ていよく落とされたなと思ってたら、
参加可能の通知が来ました。よかった。)

当日は夕方から会議が入ってしまい、当の行木さんの講演は聞けなかったのですが。。。

結論から言うと大きな収穫がありました。

それは、基調講演でトヨタマーケティングジャパンの喜馬さんがおっしゃっていた、

「公上心」

という言葉に出会えたこと。

喜馬さんは、「ファンマーケティング」とは、

  1. 売りたいモノじゃなくて楽しめることを提案する。
  2. 生活者同士で自由に発信やシェアをしてもらう。
  3. ブランドも生活者もヒトとしてフラットに関係する。
  4. 生活者が楽しんだ経験の多さ・深さがブランドとの関係を強める
  5. 結果的に、関心や買ってもらえる機会がえられる。
というもので、

それがソーシャルパワーによってものすごくやりやすくなっている
とおっしゃってました。

話を聞きながら、
「製品をお客様に売るにはまず売り子がその製品のファンにならなきゃ」
と常々思っている私は、生活者と現場営業を脳内変換しながら聞いていました。

ファンマーケティングの実践として、
SAVE THE CARというスローガンのキャンペーン を 行い、
ギークメディア、クルマ関係web、クリエイター、ゲーマー、そしてサブカルと
どんどん情報展開をされ、70万PVと応募数1200以上という大成功を収めるわけですが、
そこで、予期しなかった形での参加があったと、

それが、
TOYOTA SOCIAL APP AWARD挑戦記
 なかのひと?と思わんばかりのキャンペーン愛に満ちたサイト。


配付資料を見返していて記載がないので定かではないのですが、
このあたりで、

ひとには 公(おおやけ)を良くしようとする力(本能?)がある。
それが、「公上心」 とおっしゃっていたような気がします。


この言葉を聞いて、わたしは、「なるほど!」っと思ったわけです。
(やっと本題。。)


つまり、「公の範囲の違い」が行動の差を生んでいたのです。


ソーシャルメディアを使っていて自分が人に助けてもらうことや、
人を助けるときに

今までは、
  •  その人が好き
  •  その製品(テーマ)が好き
のどちらかだなと思ってました。

私自身も好きな人のことしか助けようと思わないし、
自分が助けてもらうためには自分を好きになってもらうしかない
(パーソナルブランディングってそういうことだと思ってた)
 そう思ってました。(または権力、財力などを使う)

だから、私が誰でも助ける人だと勘違いされているのは、
「たまたま、今見える範囲の人が私の好きな人だけ」
なのに・・と思ってました。

だけど
  • その場に自分が属している(という想いが有る)から
という理由があるのだなと思うと、
いろんなことが自分の中で整理できてかつ、
人に説明しやすくなったと感じています。

前の投稿に書いた

「こんなメンツを見つけ出してきて、そんな人たちが
あれが足りない、これが足りない、私はココまで。。
なんて言わずに自分の出来ることをドンドンこなしていく


そして何よりも楽しい。

これって、安川くんの人徳+「場に属しているという想い」
からくるのだなぁと。

そして、いろんなことを自分事にしていくためにも
「公の範囲」を広げていけば良いのだなと。
(公園のゴミを拾わない人は、「オラが街」という意識が薄い)



いつも、増田 さん小林 さんと、
「一緒のグループなんだから遠慮しないで」
といっているのも強ち間違ってないなと。

そして、社内で起こっているくだらないことの解決も、
部じゃなくて事業部じゃなくて

会社全体を公と認識してもらう

ことで解決していくでしょう。


※今回もタイトルの作成に ホッテントリメーカー を使わせていただきました。
ありがとうございました。(TBできないの不便だな)

2011年7月2日土曜日

イケメンと文化を創った男達

昨日は、長らくかわいがって(?)いた安川 くんの送別会でした。

SNSで呼びかけを行い、社内のいろんな部門や
OBや他社の方まで総勢25人が集まりました。

相変わらずのダメ幹事ぶりで
集合時間、場所の連絡の不徹底、
準備の役割分担もその場でアドリブ、
進行もその場でアドリブ
他社の方も同様に働かせる、
など、皆さんには大変ご迷惑をおかけしました。


それでも、それぞれが自主的に動いて
何とかしてしまうというところがすごいなと思いました。
(自分の不手際を差し置いてなんなんですが・・・)


川戸く ん の演奏もすごく良かったです。
やっぱ楽器やってるひとはかっけぇな。(昨日の曲)


お忙しいなか来ていただいた 増田さんからも
「呼んでくれてありがとうこれは御社の文化ですよ」 と
お褒め(ですよね?)にあずかりました。

枝松さんもパワーに圧倒されているようでした。
(まだまだウチも負けませんよ!)


先日MSDさんで意見交換させていただいたときにも、

「社内SNSで有用な人材を見つけることが出来る」

という話がありましたが、
まさにいろんなタレントを見つけることが出来ると実感しています。


そして私はそれに加えて、

「特異なものを受け入れる文化が醸成されていく」

という効果があると思います。




特異でしょ・・・・

こんなメンツを見つけ出してきて、そんな人たちが
あれが足りない、これが足りない、私はココまで。。
なんて言わずに自分の出来ることをドンドンこなしていく

そして何よりも楽しい。

これからもこういう和を広げていければ良いなと思います。
新天地でもがんばれ!イケメン。

2011年6月24日金曜日

実名制に足りないもの


いつもの 早朝tweetでいかのようなことを書きました。


EGMの話をしていて、いつも違和感を感じるもの。 全員が使わないといけない、業務フローに組み込まないといけない、人事制度を変えないといけない。実名でないといけない。 もしそうなら、そうすれば? ただ、そこまでお膳立てされたものをegmって呼ぶのかな?

そしたら、こんなコメントを頂きました。

ウチはSNSでの遣り取りがリアルなコラボに発展し易いように実名運用にしています。匿名では繋がろうにも何処の誰か分かりませんし


この返信を頂いて、確かにそうだよなぁと思いました。
「つながらなければSNSではない。」

だけど。。 っておもったのでブログにしてみます。

私自身は実名制に別に反対はしないのですが、

 「ニックネームは自分につけるタグ」

と思っているので、実名(親にもらった名前)だけだともったいないなぁと思ったりします。

だって、

「企業内で実名(と所属)から得られるものって少なくないですか?」

荒れる、荒れないとかの要素はあると思いますが、
「効果を最大化する」という点において実名だとモッタイナイと思うのです。


※KDIの方の名刺には 「自分でつけた タイトル」が書いてあります。
野村さんだと 「WOW! Research Explorer」
これは、
自分が今、何ものか、あるいは未来に何ものになろうとしているのか
という意思表示だと思います。

ここに、非日常だったり、変身願望だったりの要素があると思います。

その権利を奪って、「実名でよろしく」って会社側に言われるのは、
「個性をつぶすこと」にならないかなぁと思うのです。





















「作りかけの絵」どんなパーツをはめていけば良いんだろう。。


※タイトルは ホッテントリメーカーにおせわになりました。
いつもありがとうございます。tbを返すことになっているのですが、
あいにくbloggerにはtbがないようなので、リンクで失礼いたします。


※図は下記のソフトで作りました。 iPad2最高!
      

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更新: 2011/05/12

iPhoneiPhone

今ここにある気づき

またもや、Pachiさんにのっかるシリーズ。

気づきはどこからやってくる? (Pachi -the Collaboration Energizer-)

先日、EGMフォーラムでKDIの野村さんNTTデータの角谷さんたちの
FutureCenterの取り組みについての発表を聞きました。
 
その中で田口さんの発表にあった

「気づきはもともと自分の中にあったものを見つけること」

という話を聞いて なるほどねと私も思いました。
確かにワールドカフェではそんな感覚を味わいます。

見つけるというか、削りだしていく(一本の木から彫刻が出来てくる)感じ。


ただ、天の邪鬼な私は 

「気づかないのはお前の中が空っぽだからだ」

と言われているような気がして、ちょっと違和感を感じました。

私は 

「自分」は一個の生物を指すのではなくて、周りとの関係も含めて「自分」

だと思っているので、やっぱり、人と自分の間に「気づき」があるような気がします。
(もちろん、「気づき」に気づくのは(ややこしいな。。)自分しかいないわけですが。。)

私自身は人と話しているときにしか 気づきを得ない人なので
自分の中の「気づきのタネ」を育てるというよりも、気づきの機会を得るために
どんどんいろんな人に会わなきゃと思いました。
(けど、人見知り激しいので、なかなか実行できませんが。。)


とにもかくにも、そんなことも含めて気づきを与えてくれた、Pachi さん 田口さん
そしてこの場を作ってくれた竹倉さんに感謝です。

本当にありがとうございました。

※Pachiさんには本当に一方的に感謝していて、
「気づきの点は一緒なんだけど結論が微妙に違う」
 という私にとって本当に得難い人です。
面と向かって言うのもなんなのでここでひっそりお礼の気持ちを表明しています。

2011年6月12日日曜日

震災の時のソーシャルメディアとこれからの準備

あれから、もう3ヶ月。

東京側では、緊急避難 → 計画停電 → 自粛ムード → 買いだめ 

などを経て、生活はほぼ復旧しています。
いまは、夏の輪番休暇の準備でしょうか。
(計画停電もまたありそうな気がしますが)


「情報収集はtwitter 安否確認はfacebook」というように
つながらない電話に対してソーシャルメディアの有用性がクローズアップされましたね。



私の場合はというと、
facebookで安否確認をしたりtwitterで情報を見るまでは思いつかなくて
(というか、貴重はiPhoneの電源を家族との安否確認通話以外に
消費する気が起きなかった)

使ったのは社内のIMでした。

どうやら大規模災害らしい。電車が止まった。
この段階で私は一緒に帰ってくれる人(タクシー代を割り勘する相手)を
探すためにIMで呼びかけていました。

運良く、私を含めて4人で帰宅にチャレンジすることになりました。

会社を出てみるとタクシーに乗るどころではなく、
一番家が近い人(それでも10km)のお宅まで歩くことに。。

そのあとは、順番にそれぞれのお宅の車で次の人の家まで送ってもらって、
なんとかその日のうちに自宅にたどり着きました。(私が最後)

当日の上に家族と再会できた喜び。
一緒に帰宅してくれた仲間には大感謝です。

このとき思ったのは

  1. 思ったら即行動
  2. 普段からの仲間作りが大事

です。

従来の安否確認や災害時帰宅支援は「社員ひとり一人で行うこと」が
基本になっていましたが、やっぱりそれでは不安すぎます。

歩いているときに会社の人に会いましたが、
「一人で歩いてるときには不安でしょうがなかった」と
合流したことにすごく喜んでました。

ただ、
有益な関係を結ぶには出さざるを得ない個人情報があるので
それを共有するだけの信頼関係も必要です。

適切な範囲での情報発信とそれに基づく信頼関係

普段から心がけておきたいと思います。

2011年6月5日日曜日

【参加メモ】パーソナルメディア戦略 講義&ワールドカフェ その2

杉浦さんの講義パートについては
 【参加メモ】パーソナルメディア戦略 講義&ワールドカフェ
で書いたのですが、
その続きのワールドカフェパートについて感想を書きたいと思います。


ワールドカフェパートは
  1. 「パーソナルメディアの講義を聴きどのように感じましたか」
  2. 「パーソナルメディアに対し、あなたの今後は」
  3. 「パーソナルメディアがより浸透した社会とは」
の3ラウンドで行いました。今回はより多くの人と語ってもらおうという趣旨で
最終ラウンドに最初のグループに戻ってくるということはせずに、すべて
バラバラに行うことになりました。

1ラウンドめで、びっくりしたのが、「ワールドカフェが初めてです」という人が多いこと。

私自身も数回しか出たことがないのですが、
全くの初めてという人が4人中3人いらっしゃいました。
「パーソナルメディア戦略」というテーマが
ワールドカフェ初心者をも引きつけたのでしょうか?

とりあえず、
「模造紙に思いつきを書き込みながら楽しく対話するのがワールドカフェ」
と適当なことを言っておきました。


次にびっくりしたのが「twitterほとんどやってません」という人が4人中3人いたこと。
ちなみに、講義フェーズで聞いたところほぼ全員がfacebook利用者でした
ある程度クローズ感がある(私はfacebookをクローズだとちっとも思えないですが)
ところでは活動できてもフルオープン風なtwitterでは活動しにくいのでしょうか?


聞いてみると躊躇している理由は2つ。
1 自分の情報発信が見る人にとってウザいことはないか?という心配
2 自分には人に役立つようなネタが無いという心配

そんなこと言われると、毎日早朝からくだらないことtweetしている私は・・・・

とりあえず、1については本当は自意識過剰過ぎると思うのですが、
やってみないとわからないと思うので おいといて
2については
「例えば、【自分は○○がわからない】というのも情報の一つだから気軽に発信してみては?」
と言っておきました。

社内SNSの運営者がいつも困っている「利用者の躊躇」が同じように起きていますね。
せっかく対話の場には出てきたのだから、オンラインの場にも出てきてほしいものです。

2ラウンド目は 1ラウンド目での自省を踏まえてWCの師匠である田口さんのテーブルへ。
岡本さんもいらっしゃったので気軽な休憩時間。

この辺は達観してる人たちなので、
「パーソナルメディアに対し、あなたの今後は」という御題に対しても

「メディアがどうなろうが重要なのは自分の想いだよね」

ということで終了。

横路さんから伺った「婚活のためのfacebook利用」はすごく勉強になりました。


3ラウンド目はEGMフォーラムでもご一緒させてもらっている西村さんと同じグループに。


テーマは「パーソナルメディアがより浸透した社会とは」

文字通り老若男女が入り交じったグループで、親の視点、子の視点から
いろんな意見がでました。

やっぱり躊躇している人に対して私が言ったのは、
「オンラインの場に出ないのは引き籠もり」
 と
「木を隠すなら森の中」

最後に
「パーソナルメディアがより浸透した社会について、
キャッチフレーズを決めてください」  という御題に対して

私たちのグループが出したのは、


最年少のメンバーがいるだけあって、一番スケールの大きいフレーズでした。


皆さん本当にありがとうございました。
すごくすごく勉強になりました。




※この記事を書くに当たって
Togetter - 「6/2 パーソナルメディア戦略 講義&カフェ」
すごい役に立ちました(自分で作っておいて手前味噌ですが)
今後の活動についてもtogetterされることをお勧めします。

2011年6月4日土曜日

【参加メモ】パーソナルメディア戦略 講義&ワールドカフェ

EGMフォーラムでもお世話になっている杉浦さんが
講師をされるということで行ってきました。

実はこのお話を聞くのは2回目なので中身より
杉浦さんについて書きたいと思います。
(敬愛しているのに表現が上から目線的になっているのは、
私の語彙力の至らなさです。申し訳ございません)

  1. 話がうまい
  2. 知識量(読書量)が半端ない
  3. 想いが強い


  1. 話がうまい
     「EGM summit 2010 summer」
    で幕末の話をされていたときは
    「(聴衆をやや置いてけぼりで)自分の好きなことを話しているなぁ」と
    感じていたのですが、今回は聴衆との対話があり(から騒ぎ方式?)、
    ぐいぐい引っ張ってらっしゃいました。一同釘付けでした。 

  2. 知識量(読書量)が半端無い
    詳しくは下記の講義資料やなおきさんのブログ を見ていただきたいのですが
    本当にすごい読書量です。
    裏付けがあるからこそ参加者はかなり得心がいったようでした。

    参考図書を買う人が増えそう。
    私も杉浦さんに聞いてから↓の本を買いました。お勧めです。



  3. 想いが強い
    人前に立って話をする人はみんなそうなのかもしれないですが
    とにかく想いが強い方です。幕末だけなのかなぁと思ったらそうでは無いみたいです。
    あまりの想いの強さに時間大幅超過。。。
    EGMフォーラムでお話頂いたときには80枚くらいの資料を20分でお話されたので
    今回も早回しだなぁと思ってたのですが、聴衆の反応が良かったので
    引きずられたようでした。

「コンテンツ(知識量)に想いを乗せて上手に話してブランディング」
まさに講義の内容そのものを杉浦さんが実践されている場でした。
大変面白かったです。
貴重な機会を作っていただいた田口さんにも感謝です。
ありがとうございました。



講義資料はこちら。
なおきさんのブログ : [講義]「パーソナルメディア戦略」講義&ワールドカフェ

参加メンバーはこちら
6月2日 パーソナルメディア戦略 講義&カフェ(東京都)

tweetはこちら。 
Togetter - 「6/2 パーソナルメディア戦略 講義&カフェ」

2011年5月31日火曜日

価値の交換と知識の交換

Pachiさんがこの前の勉強会のことについてblogに書かれています。
動画で見るIBMのCEPIモデル

私はちょうど、あの少し前にギー杉で仮想通貨の勉強会に参加させてもらっていたので、
「 暗黙知の交換と仮想通貨って似てるなぁ 」と感じてました。

(cacooで作りました。)

今は一生懸命法定通貨や形式知の縛りから逃れようとしているところでしょうか。
私はやっぱりそのためには信頼関係(これの総和がソーシャルグラフ??)だと思います。

他人が作ってくれた餃子を美味しそうと思うか、何が入ってるかわからないから食べたくないか
美味しいと思うためにその人とどんな関係であったらいいのか。そういうことだと思います。

2011年5月29日日曜日

泣ける企業内ソーシャルメディア

久しぶりの出張でお客様むけに「企業内ソーシャルメディア活用」についてプレゼンしてきました。

プレゼン内容を検討するにあたっては、
 ・ソーシャルメディアガイドラインに則して会社としてではなく、
  個人の見解として述べる。
   → これがよく認められたなと思うけど・・逆にこのことこそが
     いままでの情報共有との一番の違いだと思う。
 ・その上で可能な範囲で「経験談」を話す。
   → 机上のまとめなら巷にいろんな書籍もありますしそんなことを
     求められてもいないし、そもそも私には出来ないし

 ・そのためにもちろん関係者には確認を取る
   → 実はこれは「公開方向」に引っ張るのに重要だと思っています。
     自らは公開して行かなくても、「公開してくれる人」がいれば
     OKなことは多いので、そして2回目からは敷居が低くなるので。

ということを行いました。


そしたら 結局、自分が資料中に記載している「運営者の心得」
 ・仲間をつくること
 ・公開範囲を考えてみること
 ・そのプロセスを可視化すること
 ・自分こそが価値を出せるように活用すること

をやれた(やらざるを得なかった)

というのが自分にとっての一番の収穫でした。

結局やったらやっただけ効果を出せる。
けど、どうやってはじめさせる??ってのが
企業内活用の泣きどころですね。


折しも日経コンピュータ(5/26)の特集は「ソーシャルパワー」でした。
野中先生も「ソーシャルメディアに衆知経営実現の武器になる可能性」を
述べられていました。

自分の経験として思っていたことが裏付けられていたりして面白かったです。
でも、「IT技術者の過半数が既に利用」はちょっと実感ないなぁ。
たしかに、社内でも技術系部門のかたをよくfacebookで見かけるようにはなったけど。

※タイトル作成にあたっては、ホッテントリメーカーhttp://pha22.net/hotentry/を
 使わせていただきました。(tbしましょうと書いてあるのですがbloggerのtbってどこ??)

twitterの出現以降タイトルを考えるのが正直億劫です。
このあたりも改善していかないと企業内では浸透していかないでしょうね。

2011年5月22日日曜日

企業内ソーシャルメディアの使い方。

来週 お客様の勉強会に講師として伺うので鋭意資料作成中。

たまたま、部内会議で発表の機会があったので、部員むけに話をしてみました。

結果はさんざん。みんなキョトンとしてました。
そもそも、スマートフォンの利用10% twitterの利用5%みたいな層には
全く話が通じませんでした。

勉強会はテーマを決めたのはお客様なので利用者がいると良いのですが・・
自分としてはソーシャルメディアを活用するのはもはや必然で、
そのための留意点とか苦労話が実体験として出来るのが売りなのですが、
その全段の話が必要かもしれませんね。

事前に機会を得ていてラッキーでした。


※GW直前の発売日には我慢したのに、直後にやっぱりほしくなり
 Applestoreで注文したiPad2がやっと配送されてきました。
 iTunesにつないで設定してアプリ入れて・・とやっていて、ハタと困りました。
 用途は、リビングで家族で使うため。
 自分的には、iPhoneの画面のでっかいのがあれば家族も安心して使えるかなと思っていたのですが、
 共用のものなのでtwitterもfacebookもRSSリーダーも設定せず・・ってことで、
 「 何に使うんだか途方に暮れました 」
 このままでは、 ブラウザーとYoutube用になってしまう。。。
 その割にはアプリが買えたり、いろいろとリテラシー面やセキュリティ面で面倒なことが多い。。

 企業がスマホを導入しても、セキュリティや公私の別などで アプリ、クラウドサービス、ソーシャルサービスに制限をかけている場合が多くて、同じようなことが起きているのでは?と思いました。
 

2011年5月15日日曜日

ソーシャルメディアとマスメディア(輪番休暇ニュースを見て)

みんな結局マスメディアは鵜呑みなのかな という話。


うちの会社が夏期に 地区ごとの輪番休暇をとりその代替として土曜日や祝日にの出勤があてがわれるというニュースを見ました。


DAXspace: Visionland / DAXKO


これを見た知人たちが、
「社内では未だ確認できてないよね?」
「最近、社外の方が先に情報出るよね」
「保育園の問題とかあるから勤務体系とか考えないと・・」
とソーシャルメディア上で盛り上がっています。

私もうちは幸い小さな子供はいないので切実な問題は発生しないんですけど、そういう家庭は大変だな。

・・などなどと考えていてふと思いました。

「みんなこのニュースが正しいという前提で話している」

震災のときや原発報道などで、
「マスメディアの情報にも偏りがあったりするから、ソーシャルメディアのほうがきちんとした情報が取れるよね」
みたいな雰囲気がある中で。

ソーシャルメディアの中で誰一人正式には知らない情報を
「マスメディアが流している」 というだけ
で鵜呑みにしている。(ようにも見える)

この辺のメディアとのつきあい方って考えていく必要あるかなと思いました。

2011年5月14日土曜日

社内SNSとSECIモデル。(講演に行かせてもらいました)

EGMフォーラムでご一緒させて頂いている富士通総研の吉田さんのお誘いで 
野中郁次郎先生がセンター長をされている「実践知研究センター」の勉強会に行ってきました。

講演者の中にはいつも先進的な取り組みをご紹介される八木橋さん(以下Pachiさん)もいらっしゃり、長いつきあいなので吉田さんが私にアカデミックな話を全く求めてないと知っていたので、「泥臭い話」担当 として参加させていただきました。


これまでの経験のなかで私は一番大事なのは

・運営者自らが実践すること
・そのプロセスの可視化すること

だと感じています。

それぞれが実践知リーダー や SECIモデルと
深く関連していて今回のことは自分自身ですごく勉強になりました。

「表出化」のところをもっと磨いてそれをたくさんの人に伝えて、
巡り巡って自分の暗黙知を増やせればと思います。

本当に吉田さんありがとうございました。


<参考>
pachiさんのブログ
ナレッジマネージメントの「SECIモデル」と社内SNSの「CEPI」モデル

実践知リーダー
AgileJapan2010 基調講演:野中郁次郎先生による「実践知のリーダシップ~スクラムと知の場作り」

The Big Idea: The Wise Leader - Harvard Business Review

そもそもスクラムって。
スクラム (ソフトウェア開発) - Wikipedia

2011年4月9日土曜日

もしドラからもう一年。

何となく、続きでこんな本を読んでました。

こっちは、Pachiさんもお勧めです。
よいこの君主論 (ちくま文庫)
架神 恭介 辰巳 一世
筑摩書房
売り上げランキング: 5284



こっちは読んだことある人いるかなぁ

亜玖夢博士の経済入門 (文春文庫)
橘 玲
文藝春秋
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こども支援プロジェクト

Pachiさんのブログで紹介されていました。
本、文房具、玩具、お菓子の入った笑顔袋を1000セット送ろうという活動です。

いろいろ足りないものがあるようなので、一度のぞいてみて下さい。
こども支援プロジェクト

プロフェッショナル進化論」を読んでいます。

前に書いた話のタネ本で、昔から杉浦さんから勧められていた「プロフェッショナル進化論」をようやく読み始めました。

第ニ部 「個人シンクタンクへの進化 6つの戦略」
第5話 「ムーブメントプロジェクト」
第3戦略「アクティブキーパーソンをパートナーに迎える」
を読み


キーパーソンでかつアクティブな人って自分が探している
ファシリテータのことだよなぁと思った。







200ページくらいしかない薄い本なのに中身が濃くてなかなか前に進まない。。。

2011年4月3日日曜日

パーソナルブランディングとファシリテータ

昔、「ブログを書いていると情報が集まってきて、書いている人が得をする。」という話を@h_fukuoka さんに聞きました。


同じようにファシリテータになると、「パーソナルブランディング」に
役立つのではないかと思っています。

パーソナルブランディングについては、 杉浦さんの資料が分かり易いです。


タネ本はこちらです。

ファシリテータのためのSNS



社内で立ち上げているSNSも、早2周年になりました。
公式サイトでもないのによくぞ。。。

もちろん それは、支援してくれている(巻き込まれてしまった?)人たちと
いい加減な運用でも我慢して使ってくれている利用者の人たちの
おかげだと思っています。

ただ、当初の思惑どおりには、全然いってなくて、
場があれば誰もが「つなぐ役目(≒ファシリテータ)」に
なってくれると思っていたのですがそうでもないようです。


そこで、今後は「ファシリテータ(の育成)のためのSNS」
という視点で運用を考えていきたいと思っています。

はてさて、どうなることやら。