2011年5月31日火曜日

価値の交換と知識の交換

Pachiさんがこの前の勉強会のことについてblogに書かれています。
動画で見るIBMのCEPIモデル

私はちょうど、あの少し前にギー杉で仮想通貨の勉強会に参加させてもらっていたので、
「 暗黙知の交換と仮想通貨って似てるなぁ 」と感じてました。

(cacooで作りました。)

今は一生懸命法定通貨や形式知の縛りから逃れようとしているところでしょうか。
私はやっぱりそのためには信頼関係(これの総和がソーシャルグラフ??)だと思います。

他人が作ってくれた餃子を美味しそうと思うか、何が入ってるかわからないから食べたくないか
美味しいと思うためにその人とどんな関係であったらいいのか。そういうことだと思います。

2011年5月29日日曜日

泣ける企業内ソーシャルメディア

久しぶりの出張でお客様むけに「企業内ソーシャルメディア活用」についてプレゼンしてきました。

プレゼン内容を検討するにあたっては、
 ・ソーシャルメディアガイドラインに則して会社としてではなく、
  個人の見解として述べる。
   → これがよく認められたなと思うけど・・逆にこのことこそが
     いままでの情報共有との一番の違いだと思う。
 ・その上で可能な範囲で「経験談」を話す。
   → 机上のまとめなら巷にいろんな書籍もありますしそんなことを
     求められてもいないし、そもそも私には出来ないし

 ・そのためにもちろん関係者には確認を取る
   → 実はこれは「公開方向」に引っ張るのに重要だと思っています。
     自らは公開して行かなくても、「公開してくれる人」がいれば
     OKなことは多いので、そして2回目からは敷居が低くなるので。

ということを行いました。


そしたら 結局、自分が資料中に記載している「運営者の心得」
 ・仲間をつくること
 ・公開範囲を考えてみること
 ・そのプロセスを可視化すること
 ・自分こそが価値を出せるように活用すること

をやれた(やらざるを得なかった)

というのが自分にとっての一番の収穫でした。

結局やったらやっただけ効果を出せる。
けど、どうやってはじめさせる??ってのが
企業内活用の泣きどころですね。


折しも日経コンピュータ(5/26)の特集は「ソーシャルパワー」でした。
野中先生も「ソーシャルメディアに衆知経営実現の武器になる可能性」を
述べられていました。

自分の経験として思っていたことが裏付けられていたりして面白かったです。
でも、「IT技術者の過半数が既に利用」はちょっと実感ないなぁ。
たしかに、社内でも技術系部門のかたをよくfacebookで見かけるようにはなったけど。

※タイトル作成にあたっては、ホッテントリメーカーhttp://pha22.net/hotentry/を
 使わせていただきました。(tbしましょうと書いてあるのですがbloggerのtbってどこ??)

twitterの出現以降タイトルを考えるのが正直億劫です。
このあたりも改善していかないと企業内では浸透していかないでしょうね。

2011年5月22日日曜日

企業内ソーシャルメディアの使い方。

来週 お客様の勉強会に講師として伺うので鋭意資料作成中。

たまたま、部内会議で発表の機会があったので、部員むけに話をしてみました。

結果はさんざん。みんなキョトンとしてました。
そもそも、スマートフォンの利用10% twitterの利用5%みたいな層には
全く話が通じませんでした。

勉強会はテーマを決めたのはお客様なので利用者がいると良いのですが・・
自分としてはソーシャルメディアを活用するのはもはや必然で、
そのための留意点とか苦労話が実体験として出来るのが売りなのですが、
その全段の話が必要かもしれませんね。

事前に機会を得ていてラッキーでした。


※GW直前の発売日には我慢したのに、直後にやっぱりほしくなり
 Applestoreで注文したiPad2がやっと配送されてきました。
 iTunesにつないで設定してアプリ入れて・・とやっていて、ハタと困りました。
 用途は、リビングで家族で使うため。
 自分的には、iPhoneの画面のでっかいのがあれば家族も安心して使えるかなと思っていたのですが、
 共用のものなのでtwitterもfacebookもRSSリーダーも設定せず・・ってことで、
 「 何に使うんだか途方に暮れました 」
 このままでは、 ブラウザーとYoutube用になってしまう。。。
 その割にはアプリが買えたり、いろいろとリテラシー面やセキュリティ面で面倒なことが多い。。

 企業がスマホを導入しても、セキュリティや公私の別などで アプリ、クラウドサービス、ソーシャルサービスに制限をかけている場合が多くて、同じようなことが起きているのでは?と思いました。
 

2011年5月15日日曜日

ソーシャルメディアとマスメディア(輪番休暇ニュースを見て)

みんな結局マスメディアは鵜呑みなのかな という話。


うちの会社が夏期に 地区ごとの輪番休暇をとりその代替として土曜日や祝日にの出勤があてがわれるというニュースを見ました。


DAXspace: Visionland / DAXKO


これを見た知人たちが、
「社内では未だ確認できてないよね?」
「最近、社外の方が先に情報出るよね」
「保育園の問題とかあるから勤務体系とか考えないと・・」
とソーシャルメディア上で盛り上がっています。

私もうちは幸い小さな子供はいないので切実な問題は発生しないんですけど、そういう家庭は大変だな。

・・などなどと考えていてふと思いました。

「みんなこのニュースが正しいという前提で話している」

震災のときや原発報道などで、
「マスメディアの情報にも偏りがあったりするから、ソーシャルメディアのほうがきちんとした情報が取れるよね」
みたいな雰囲気がある中で。

ソーシャルメディアの中で誰一人正式には知らない情報を
「マスメディアが流している」 というだけ
で鵜呑みにしている。(ようにも見える)

この辺のメディアとのつきあい方って考えていく必要あるかなと思いました。

2011年5月14日土曜日

社内SNSとSECIモデル。(講演に行かせてもらいました)

EGMフォーラムでご一緒させて頂いている富士通総研の吉田さんのお誘いで 
野中郁次郎先生がセンター長をされている「実践知研究センター」の勉強会に行ってきました。

講演者の中にはいつも先進的な取り組みをご紹介される八木橋さん(以下Pachiさん)もいらっしゃり、長いつきあいなので吉田さんが私にアカデミックな話を全く求めてないと知っていたので、「泥臭い話」担当 として参加させていただきました。


これまでの経験のなかで私は一番大事なのは

・運営者自らが実践すること
・そのプロセスの可視化すること

だと感じています。

それぞれが実践知リーダー や SECIモデルと
深く関連していて今回のことは自分自身ですごく勉強になりました。

「表出化」のところをもっと磨いてそれをたくさんの人に伝えて、
巡り巡って自分の暗黙知を増やせればと思います。

本当に吉田さんありがとうございました。


<参考>
pachiさんのブログ
ナレッジマネージメントの「SECIモデル」と社内SNSの「CEPI」モデル

実践知リーダー
AgileJapan2010 基調講演:野中郁次郎先生による「実践知のリーダシップ~スクラムと知の場作り」

The Big Idea: The Wise Leader - Harvard Business Review

そもそもスクラムって。
スクラム (ソフトウェア開発) - Wikipedia