2011年6月24日金曜日

実名制に足りないもの


いつもの 早朝tweetでいかのようなことを書きました。


EGMの話をしていて、いつも違和感を感じるもの。 全員が使わないといけない、業務フローに組み込まないといけない、人事制度を変えないといけない。実名でないといけない。 もしそうなら、そうすれば? ただ、そこまでお膳立てされたものをegmって呼ぶのかな?

そしたら、こんなコメントを頂きました。

ウチはSNSでの遣り取りがリアルなコラボに発展し易いように実名運用にしています。匿名では繋がろうにも何処の誰か分かりませんし


この返信を頂いて、確かにそうだよなぁと思いました。
「つながらなければSNSではない。」

だけど。。 っておもったのでブログにしてみます。

私自身は実名制に別に反対はしないのですが、

 「ニックネームは自分につけるタグ」

と思っているので、実名(親にもらった名前)だけだともったいないなぁと思ったりします。

だって、

「企業内で実名(と所属)から得られるものって少なくないですか?」

荒れる、荒れないとかの要素はあると思いますが、
「効果を最大化する」という点において実名だとモッタイナイと思うのです。


※KDIの方の名刺には 「自分でつけた タイトル」が書いてあります。
野村さんだと 「WOW! Research Explorer」
これは、
自分が今、何ものか、あるいは未来に何ものになろうとしているのか
という意思表示だと思います。

ここに、非日常だったり、変身願望だったりの要素があると思います。

その権利を奪って、「実名でよろしく」って会社側に言われるのは、
「個性をつぶすこと」にならないかなぁと思うのです。





















「作りかけの絵」どんなパーツをはめていけば良いんだろう。。


※タイトルは ホッテントリメーカーにおせわになりました。
いつもありがとうございます。tbを返すことになっているのですが、
あいにくbloggerにはtbがないようなので、リンクで失礼いたします。


※図は下記のソフトで作りました。 iPad2最高!
      

Idea Sketch 3.4(無料)

iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.0 以降が必要
Idea Sketch 3.4
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料 App
更新: 2011/05/12

iPhoneiPhone

今ここにある気づき

またもや、Pachiさんにのっかるシリーズ。

気づきはどこからやってくる? (Pachi -the Collaboration Energizer-)

先日、EGMフォーラムでKDIの野村さんNTTデータの角谷さんたちの
FutureCenterの取り組みについての発表を聞きました。
 
その中で田口さんの発表にあった

「気づきはもともと自分の中にあったものを見つけること」

という話を聞いて なるほどねと私も思いました。
確かにワールドカフェではそんな感覚を味わいます。

見つけるというか、削りだしていく(一本の木から彫刻が出来てくる)感じ。


ただ、天の邪鬼な私は 

「気づかないのはお前の中が空っぽだからだ」

と言われているような気がして、ちょっと違和感を感じました。

私は 

「自分」は一個の生物を指すのではなくて、周りとの関係も含めて「自分」

だと思っているので、やっぱり、人と自分の間に「気づき」があるような気がします。
(もちろん、「気づき」に気づくのは(ややこしいな。。)自分しかいないわけですが。。)

私自身は人と話しているときにしか 気づきを得ない人なので
自分の中の「気づきのタネ」を育てるというよりも、気づきの機会を得るために
どんどんいろんな人に会わなきゃと思いました。
(けど、人見知り激しいので、なかなか実行できませんが。。)


とにもかくにも、そんなことも含めて気づきを与えてくれた、Pachi さん 田口さん
そしてこの場を作ってくれた竹倉さんに感謝です。

本当にありがとうございました。

※Pachiさんには本当に一方的に感謝していて、
「気づきの点は一緒なんだけど結論が微妙に違う」
 という私にとって本当に得難い人です。
面と向かって言うのもなんなのでここでひっそりお礼の気持ちを表明しています。

2011年6月12日日曜日

震災の時のソーシャルメディアとこれからの準備

あれから、もう3ヶ月。

東京側では、緊急避難 → 計画停電 → 自粛ムード → 買いだめ 

などを経て、生活はほぼ復旧しています。
いまは、夏の輪番休暇の準備でしょうか。
(計画停電もまたありそうな気がしますが)


「情報収集はtwitter 安否確認はfacebook」というように
つながらない電話に対してソーシャルメディアの有用性がクローズアップされましたね。



私の場合はというと、
facebookで安否確認をしたりtwitterで情報を見るまでは思いつかなくて
(というか、貴重はiPhoneの電源を家族との安否確認通話以外に
消費する気が起きなかった)

使ったのは社内のIMでした。

どうやら大規模災害らしい。電車が止まった。
この段階で私は一緒に帰ってくれる人(タクシー代を割り勘する相手)を
探すためにIMで呼びかけていました。

運良く、私を含めて4人で帰宅にチャレンジすることになりました。

会社を出てみるとタクシーに乗るどころではなく、
一番家が近い人(それでも10km)のお宅まで歩くことに。。

そのあとは、順番にそれぞれのお宅の車で次の人の家まで送ってもらって、
なんとかその日のうちに自宅にたどり着きました。(私が最後)

当日の上に家族と再会できた喜び。
一緒に帰宅してくれた仲間には大感謝です。

このとき思ったのは

  1. 思ったら即行動
  2. 普段からの仲間作りが大事

です。

従来の安否確認や災害時帰宅支援は「社員ひとり一人で行うこと」が
基本になっていましたが、やっぱりそれでは不安すぎます。

歩いているときに会社の人に会いましたが、
「一人で歩いてるときには不安でしょうがなかった」と
合流したことにすごく喜んでました。

ただ、
有益な関係を結ぶには出さざるを得ない個人情報があるので
それを共有するだけの信頼関係も必要です。

適切な範囲での情報発信とそれに基づく信頼関係

普段から心がけておきたいと思います。

2011年6月5日日曜日

【参加メモ】パーソナルメディア戦略 講義&ワールドカフェ その2

杉浦さんの講義パートについては
 【参加メモ】パーソナルメディア戦略 講義&ワールドカフェ
で書いたのですが、
その続きのワールドカフェパートについて感想を書きたいと思います。


ワールドカフェパートは
  1. 「パーソナルメディアの講義を聴きどのように感じましたか」
  2. 「パーソナルメディアに対し、あなたの今後は」
  3. 「パーソナルメディアがより浸透した社会とは」
の3ラウンドで行いました。今回はより多くの人と語ってもらおうという趣旨で
最終ラウンドに最初のグループに戻ってくるということはせずに、すべて
バラバラに行うことになりました。

1ラウンドめで、びっくりしたのが、「ワールドカフェが初めてです」という人が多いこと。

私自身も数回しか出たことがないのですが、
全くの初めてという人が4人中3人いらっしゃいました。
「パーソナルメディア戦略」というテーマが
ワールドカフェ初心者をも引きつけたのでしょうか?

とりあえず、
「模造紙に思いつきを書き込みながら楽しく対話するのがワールドカフェ」
と適当なことを言っておきました。


次にびっくりしたのが「twitterほとんどやってません」という人が4人中3人いたこと。
ちなみに、講義フェーズで聞いたところほぼ全員がfacebook利用者でした
ある程度クローズ感がある(私はfacebookをクローズだとちっとも思えないですが)
ところでは活動できてもフルオープン風なtwitterでは活動しにくいのでしょうか?


聞いてみると躊躇している理由は2つ。
1 自分の情報発信が見る人にとってウザいことはないか?という心配
2 自分には人に役立つようなネタが無いという心配

そんなこと言われると、毎日早朝からくだらないことtweetしている私は・・・・

とりあえず、1については本当は自意識過剰過ぎると思うのですが、
やってみないとわからないと思うので おいといて
2については
「例えば、【自分は○○がわからない】というのも情報の一つだから気軽に発信してみては?」
と言っておきました。

社内SNSの運営者がいつも困っている「利用者の躊躇」が同じように起きていますね。
せっかく対話の場には出てきたのだから、オンラインの場にも出てきてほしいものです。

2ラウンド目は 1ラウンド目での自省を踏まえてWCの師匠である田口さんのテーブルへ。
岡本さんもいらっしゃったので気軽な休憩時間。

この辺は達観してる人たちなので、
「パーソナルメディアに対し、あなたの今後は」という御題に対しても

「メディアがどうなろうが重要なのは自分の想いだよね」

ということで終了。

横路さんから伺った「婚活のためのfacebook利用」はすごく勉強になりました。


3ラウンド目はEGMフォーラムでもご一緒させてもらっている西村さんと同じグループに。


テーマは「パーソナルメディアがより浸透した社会とは」

文字通り老若男女が入り交じったグループで、親の視点、子の視点から
いろんな意見がでました。

やっぱり躊躇している人に対して私が言ったのは、
「オンラインの場に出ないのは引き籠もり」
 と
「木を隠すなら森の中」

最後に
「パーソナルメディアがより浸透した社会について、
キャッチフレーズを決めてください」  という御題に対して

私たちのグループが出したのは、


最年少のメンバーがいるだけあって、一番スケールの大きいフレーズでした。


皆さん本当にありがとうございました。
すごくすごく勉強になりました。




※この記事を書くに当たって
Togetter - 「6/2 パーソナルメディア戦略 講義&カフェ」
すごい役に立ちました(自分で作っておいて手前味噌ですが)
今後の活動についてもtogetterされることをお勧めします。

2011年6月4日土曜日

【参加メモ】パーソナルメディア戦略 講義&ワールドカフェ

EGMフォーラムでもお世話になっている杉浦さんが
講師をされるということで行ってきました。

実はこのお話を聞くのは2回目なので中身より
杉浦さんについて書きたいと思います。
(敬愛しているのに表現が上から目線的になっているのは、
私の語彙力の至らなさです。申し訳ございません)

  1. 話がうまい
  2. 知識量(読書量)が半端ない
  3. 想いが強い


  1. 話がうまい
     「EGM summit 2010 summer」
    で幕末の話をされていたときは
    「(聴衆をやや置いてけぼりで)自分の好きなことを話しているなぁ」と
    感じていたのですが、今回は聴衆との対話があり(から騒ぎ方式?)、
    ぐいぐい引っ張ってらっしゃいました。一同釘付けでした。 

  2. 知識量(読書量)が半端無い
    詳しくは下記の講義資料やなおきさんのブログ を見ていただきたいのですが
    本当にすごい読書量です。
    裏付けがあるからこそ参加者はかなり得心がいったようでした。

    参考図書を買う人が増えそう。
    私も杉浦さんに聞いてから↓の本を買いました。お勧めです。



  3. 想いが強い
    人前に立って話をする人はみんなそうなのかもしれないですが
    とにかく想いが強い方です。幕末だけなのかなぁと思ったらそうでは無いみたいです。
    あまりの想いの強さに時間大幅超過。。。
    EGMフォーラムでお話頂いたときには80枚くらいの資料を20分でお話されたので
    今回も早回しだなぁと思ってたのですが、聴衆の反応が良かったので
    引きずられたようでした。

「コンテンツ(知識量)に想いを乗せて上手に話してブランディング」
まさに講義の内容そのものを杉浦さんが実践されている場でした。
大変面白かったです。
貴重な機会を作っていただいた田口さんにも感謝です。
ありがとうございました。



講義資料はこちら。
なおきさんのブログ : [講義]「パーソナルメディア戦略」講義&ワールドカフェ

参加メンバーはこちら
6月2日 パーソナルメディア戦略 講義&カフェ(東京都)

tweetはこちら。 
Togetter - 「6/2 パーソナルメディア戦略 講義&カフェ」