主催の「かなりあ社中」さんだし、
KDI野村さんが主催しているFCウィークのイベントだし・・と思ったのと
- 社内失業」ということばがネガティブ
- 家ふぇ というダジャレのセンスが・・
- 日曜の午後って・・
という三重苦なので人が少ないと哀しいなと思ったのですが、
参加してみると40名ほどがいらっしゃってました。(失礼いたしました。)
メンバーは。
若そうな人(学生含む) 25%くらい
女性 25%くらい。
で、そこそこ多様性があったと思います。
まず最初は
- 増田不三雄(ますだ ふみお)氏 『社内失業 企業に捨てられた正社員』著者
- 與良 昌浩(よら まさひろ)氏 NPOハタモク代表,スコラコンサル プロセスデザイナー
- 目崎雅昭(めざき まさあき)氏 W・Kアドバイザリー代表、国際文化アナリスト
- 和田彰(わだ あきら)氏 Great Place To Work Institute Japan 代表
- 鷹野秀征(たかの ひでゆき)氏ソーシャルウィンド(株)代表,NPO法人パブリックリソースセンター
による、パネルディスカッション
ただし、普通のパネルと違ってパネラーが円形に座って、それを聴衆が取り囲んで2重の円をつくって
聴衆は言いたいことができたら、そこに参加してもいいという形式(fishbowlと言うらしいです)
野村さんのサイトより引用 |
話のなかでは、、「社内失業」を起こしやすい職場として、
- プレイングマネージャーが新人の教育ができずにスキルアップしない
→ 使えない新人が育つ(育ってませんが・・) - 経営者や管理者のモラル不足で仕事が与えられない
→ 気に入らないと干されてしまうとか、
新しいことを始めようとすると事なかれ主義の上司に止められてしまう
「採用」の段階での成功例として
- 某大手検索会社では、本人の意識と企業ミッションとの合致を丁寧に審査する。
そのためその会社の人が話しているとキラキラしてる - 就活サイトはお得意様の情報を目立つように掲載する。
そのため、本当に良い会社の情報が学生に届かない
一方で社内失業を肯定するものとして
- グローバル視点では日本の失業率は低い。(特に製造業?)
これは企業が、社内失業者を抱えているおかげではないか?
- そもそも、仕事がないのに食えているのは幸せな社会ではないか?
そしてそこが担保されているからこそ、社会の問題を解決するモチベーションが生まれ、
NPOのような活動につながるのでは?
また、「社内」の話としては
- 日本企業は新たな価値創造が苦手。
そのため、ある事業がダメになっていくと、他の伸びている事業に人員転換できず、
そのまま仕事がない社員を抱えてしまう。 - 教育にしても、「今教える立場の人」が教えることがこれから役に立つのか懐疑的
第二部は4人一組のテーブルに分かれてワールドカフェ
第一セッションのテーマはは「社内失業ってなんですか?」
第二セッションのテーマはは「私たちにとって社内失業の意味合い」
ここで、私のいたテーブルのメンバーが書いたのが上記の図
社内失業の反対語ってなんだろう?って話していて図にしてみたもの
なかなか良くできてる気がします。
第三部は、参加者全員が次に話したいことを付箋に書いて、
壁に全部はって、みんなで投票して5つのテーマを選びました。
私は、「経営者にとっての社内失業とは?」を選びました。
社内失業って言っている間は、個人的にどうモチベーションを維持するかですむけど、
本当に失業してしまうと・・と思ったので、経営側のことを考えたかったのです。
7人ほどで話しましたが、
- やっぱり失業しちゃうんじゃないの?
- 経営からは状況が見えてないんじゃないの?
ワールドカフェに出るといつもそうなのですが、もやもやがすごく大きくなります。
ただ、一つだけ経験則でいえるのは、もしあなたが、
- 社内失業しそう! と悩むんだったら
社内SNSで自己アピールしてみるといいかも。 - 失業しそう! と悩むんだったら
パブリックなSNSで自己アピールしてみるといいかも。
※いろんな方とお話ししてて、何割かの人が「そういえば前は社内失業状態だったかも・・」と「今は違う」という雰囲気で言うのが面白かったです。
平日昼間にやって、本当に社内失業の人を呼んでほしいな。
どうどうと真っ昼間から出かけられてこその、社内失業「家」だと思うのです。
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