2012年12月22日土曜日

読書メモ的なにか『詩羽のいる街』

久しぶりのブログ。年賀状の印刷をしながら書いてみます。

先日、Pachiさんのブログで、この本を見つけました。
https://www-304.ibm.com/connections/blogs/pachi/entry/shiiha?lang=en_us

そして、なんかしら、書きたい衝動に駆られました。(そして、タイトルはオマージュ)
いつも、色んな情報をくれるPachiさんに感謝。

詩羽のいる街 (角川文庫)



Pachiさんは、
「貨幣経済と評価経済」とか、「交換と所有と共有」とか、そんなテーマに興味を持っている方はきっと楽しく読めるのではないかと思います
と書かれてますが、私は普通に娯楽小説としても面白かったです。
そんなに、説教臭くもないし、アカデミックな理論も出てこない。



藤原くん(※)たちと”人を助けるのが使命”みたいな話をしたことがありましたが、
まさか、それを”仕事”にしている人がいようとは・・(フィクションですけどね)


私の中には、確実に詩羽が宿ったと思います。
たぶん、今後は、”詩羽なら、こんな時どうする?”って考えると思います。
行動につなげられるかどうかは別としても。

すべての人間の共通の目的は幸福に生きることです。
何が幸福かは人によって違いますけどね。
でも、少なくとも不幸になることを望む人はいないはずです。
ところがいつの間にか、「今まで通りの生き方を続けること」が人生の目的になってしまっている。
ほんのちょっと生き方を変えるだけで今より幸せになれるのに、それに気がついていない。



みなさんが、そこから、”Share”の世界を感じ取るのか、
ファンタジーとして、心をあったかくするのか、は、わかりませんが、
きっと気に入ってもらえると思います。

ぜひ、ご一読下さい。


おまけ

全然、別の話ですが、今回の流れは自分にしては早かった。
二昔前なら、”これがWEB.0ですよ!”とか言ってそう。。

12/18  Pachiさんがブログを書く
12/19  Facebookのフィードでそれを発見する。
      カーリルで検索し、図書館で予約。
12/20  予約完了通知がくる(さすが!我が図書館システム仕事が早い)
12/21  会社帰りに図書館で本を借りる
     読了 
12/22  感想をブログ書いている ← 今ココ


※藤原くん
  https://www.facebook.com/fujiwara.shirou?fref=ts

  私のアガペー友達
  私が生まれてきた理由(ワケ)、それは自分が幸せになるためにではなくて、誰かを幸せにするために生まれてきたのです。 ~fbより~
と公言してしまうのはさすがです。

 この本の感想を聞いてみたい。
 「やってますけど?」とか言われそう。
 

2012年11月25日日曜日

社内SNSと社員SNS


竹倉さんのブログを見て、少し気づきがあったので久しぶりに投稿。

第1期SNSビジネス活用研究会にて講演 ロサンゼルスMBA生活とその後

いつものように凄く分かり易く要点がまとめられています。
このポイントで話せば、うちの社内の人達にもわかってもらえるかなぁと思いました。

なんで、こんなに分かり易いんだろうと思いながら再度見直してみて気づきました。


視点が経営者だ!


私は、社内SNSは社員の多様性を活かすための基盤だと思っていて、

それが故に、

「社員の多様な価値観に対して、利用を促進するのが非常に困難」

と常々思っていました。

なので、



ここに書いてある”インセンティブ”って答えがあるのかな??
(もっと言うと、インセンティブで釣ろうぜっていうやり方って機能するのかな?)って
いつも思っていました。


うちでも、他社のサンクスポイントなどの取り組みなどを参考にしながら、
”へぇー”とか”ありがトン”とか、やってみたけど、当然、万人を動かすことは出来ない。

”雰囲気が堅苦しい” vs ”業務に役に立たない” の構図とか、

”自分の投稿にはありがトンがつかないから寂しい” という不満とか。。。


みんなの気持ちがわかるだけに、どうしていったら良いかなと凄く迷ってました。

で、



このスライドを見て、気づきました。

”腹を据えて社員と向き合う覚悟がトップにあるか?”

つまり、トップがなんらかの意図を持って導入するもの。(当然そのリスクやコストの覚悟と共に)

やっぱり、社内SNSって企業のリソースを使った企業のツールだから、会社のものなんだなと。

いうなれば、”会社SNS”

であれば、”トップの意図”という一つの目的にフォーカスして、

  1. 営業に現場情報を投稿させたい
  2. 社内のタレントを効率よく活用するためにKnow-whoに使いたい
  3. スタッフが社内に対してアクティブサポートできる環境を作りたい
などの目的およびそのためのインセンティブが決められると思います。
(当然、調整などの労力は想像を絶しますが・・・)


私のやろうとしていることは、
同じ会社に勤めているという属性をもった、社員同士のためのコラボ-レーション基盤で、
イマドキならfacebookでもいいんだけど、社外秘の情報も交換できたほうがいいので、 
たまたま社内に作るだけというもの。

いうなれば”社員SNS”


”社内SNS”って言ったときにどっちのことを指すのか?って混同されている気がします。
そして社員SNSって成功例が無い(上述のとおり成功が定義できない・・・)


けど、自分としては、これからのQOLを考える上で解いておきたい問題です。

そこを考えると、社員ひとり一人のワークスタイルを変えて、ひとり一人が幸せになろうぜ!

っていうPachiさんのほうが、私の感覚に近いかも知れません。




この謎の絵の招待はクリック先をご確認下さい


2012年9月9日日曜日

EGMサミット2012summerを終えて



■皆さんの発言などをまとめてみました。
View the story "EGMサミット2012 summer" on Storify

サムネイルで貼れると良いなと思ったのですが、bloggerでは動かないのかな?


・・っておもってたら、去年もそうだったみたいです。
storifyしてからブログに張った形跡がない。
View the story "EGMサミット2011summerまとめ" on Storify



以下は自分用のメモ。

やっとこさ、終わりました。今の感想は、そんな感じです。

今回は、パネリストとして登壇させていただいたので、
そのための事前打ち合わせが、4回ありました。

太田垣さん、竹倉さん、増田さんとセッションについて2回
吉岡さんのビデオ撮影に佐藤さんと2回。

話すたびに、色んな気づきがあり、勇気づけられ、彼我の差を嘆き・・
アップダウンが激しくてグッタリ。

プレゼン資料は作らなくて良かったけど、自己紹介の資料は必要で、
それも直前までかかってしまって、太田垣さんには迷惑をおかけしました。

いつもはもう少し気にしてた、全体の進行などはほとんどチェックできず。。


今回のEGMサミットは、テーマ決めの段階から、前回には、NTTDの社長さんが基調講演いただけるということで、集客なども心配なかったけど、参加いただく方はどんなテーマを望んでいるんだろう?と喧喧諤諤の議論があり、最終的に、


「自分たちが楽しいモノをやろう」


ということになりました。

なので、セッション1、セッション2ともに、毎月やってるEGMフォーラムの会合
そのままな感じになったと思います。


私自身も個人的に裏テーマを掲げていて


「会場設営や受付、司会など裏方をやってくれている仲間に
その場でお礼を言おう」


「会場の人たちとハイタッチをしよう」


というものでした。

結局、事前準備を怠っていて、グダグダになりましたが、それでもやり遂げることが出来ました。


自分が自分にとって適切な壁を感じて、それを乗り越えることが出来るのを再確認できたので、
これからは、

 仲間と一緒に越える

ということをもっと意識していきたいと思います。

まずは、仲間をみつけなきゃ。 






2012年6月24日日曜日

社内失業家ふぇ」に行ってきました。

6/3 15:00-18:30に開催された「社内失業家ふぇ」に行ってきました。
http://kokucheese.com/event/index/37548/


参加した理由は、

主催の「かなりあ社中」さんだし、
 KDI野村さんが主催しているFCウィークのイベントだし・・と思ったのと

  • 社内失業」ということばがネガティブ
  • 家ふぇ というダジャレのセンスが・・
  • 日曜の午後って・・

という三重苦なので人が少ないと哀しいなと思ったのですが、
参加してみると40名ほどがいらっしゃってました。(失礼いたしました。)

メンバーは。
若そうな人(学生含む) 25%くらい
女性            25%くらい。
で、そこそこ多様性があったと思います。




まず最初は

  • 増田不三雄(ますだ ふみお)氏 『社内失業 企業に捨てられた正社員』著者 
  • 與良 昌浩(よら まさひろ)氏 NPOハタモク代表,スコラコンサル プロセスデザイナー
  • 目崎雅昭(めざき まさあき)氏 W・Kアドバイザリー代表、国際文化アナリスト
  • 和田彰(わだ あきら)氏 Great Place To Work Institute Japan 代表
  • 鷹野秀征(たかの ひでゆき)氏ソーシャルウィンド(株)代表,NPO法人パブリックリソースセンター  

による、パネルディスカッション

ただし、普通のパネルと違ってパネラーが円形に座って、それを聴衆が取り囲んで2重の円をつくって
聴衆は言いたいことができたら、そこに参加してもいいという形式(fishbowlと言うらしいです)
野村さんのサイトより引用

話のなかでは、、「社内失業」を起こしやすい職場として、
  • プレイングマネージャーが新人の教育ができずにスキルアップしない
    → 使えない新人が育つ(育ってませんが・・)
  • 経営者や管理者のモラル不足で仕事が与えられない
    → 気に入らないと干されてしまうとか、
       新しいことを始めようとすると
    事なかれ主義の上司に止められてしまう
 というような事例が話されました。

「採用」の段階での成功例として
  • 某大手検索会社では、本人の意識と企業ミッションとの合致を丁寧に審査する。
    そのためその会社の人が話しているとキラキラしてる
  • 就活サイトはお得意様の情報を目立つように掲載する。
    そのため、本当に良い会社の情報が学生に届かない
なんて話がありました。



一方で社内失業を肯定するものとして
  • グローバル視点では日本の失業率は低い。(特に製造業?)
    これは企業が、社内失業者を抱えているおかげではないか?

  • そもそも、仕事がないのに食えているのは幸せな社会ではないか? 
    そしてそこが担保されているからこそ、社会の問題を解決するモチベーションが生まれ、
    NPOのような活動につながるのでは?
というような意見もありました。


また、「社内」の話としては
  • 日本企業は新たな価値創造が苦手。
    そのため、ある事業がダメになっていくと、他の伸びている事業に人員転換できず、
    そのまま仕事がない社員を抱えてしまう。
  • 教育にしても、「今教える立場の人」が教えることがこれから役に立つのか懐疑的
という話が出ました。



第二部は4人一組のテーブルに分かれてワールドカフェ

 第一セッションのテーマはは「社内失業ってなんですか?」
 第二セッションのテーマはは「私たちにとって社内失業の意味合い」
 
ここで、私のいたテーブルのメンバーが書いたのが上記の図
社内失業の反対語ってなんだろう?って話していて図にしてみたもの
なかなか良くできてる気がします。
 




第三部は、参加者全員が次に話したいことを付箋に書いて、
壁に全部はって、みんなで投票して5つのテーマを選びました。

私は、「経営者にとっての社内失業とは?」を選びました。

社内失業って言っている間は、個人的にどうモチベーションを維持するかですむけど、
本当に失業してしまうと・・と思ったので、経営側のことを考えたかったのです。


7人ほどで話しましたが、
  • やっぱり失業しちゃうんじゃないの?
  • 経営からは状況が見えてないんじゃないの?
という意見が出ました。

ワールドカフェに出るといつもそうなのですが、もやもやがすごく大きくなります。





ただ、一つだけ経験則でいえるのは、もしあなたが、

  • 社内失業しそう! と悩むんだったら
    社内SNSで自己アピールしてみるといいかも。
  • 失業しそう! と悩むんだったら
    パブリックなSNSで自己アピールしてみるといいかも。
自分の知らない良いところを発見できて自信につながるかもしれません。






※いろんな方とお話ししてて、何割かの人が「そういえば前は社内失業状態だったかも・・」と「今は違う」という雰囲気で言うのが面白かったです。

 平日昼間にやって、本当に社内失業の人を呼んでほしいな。
 どうどうと真っ昼間から出かけられてこその、社内失業「家」だと思うのです。



2012年5月27日日曜日

気づきと行動(EGMフォーラム2012年5月例会出席)


25日は久しぶりにEGMフォーラム月例会に行ってきました。
テーマ以下の2つ

・神垣さんの社内の実践事例紹介
・今年のEGMサミットについて

神垣さんの事例は凄く納得感があって、
社内展開を目指すものにとってタメになったり、
勇気づけられたりする話だったのですが
残念ながらココでは割愛します。

EGMサミットですが、今年は9月の初旬に行う予定です。
過去三回はそれぞれ、趣を変えて行ってきたので、
今回も面白い会になればいいなと思います。
(まずは自分たちが楽しく、そして参加者も)

<参考>
10月28日 EGMサミット2011 Autumn(東京都)

8月24日 EGMサミット2011 Summer(東京都)

8月31日 EGMサミット2010 Summer(東京都)


そしてじつは、これが本当の会合だといわれる懇親会に突入
私の尊敬するPachiさん太田垣さん 塚本さん
(勝手に命名:POTトリオ 心にお茶を注いでくれる的な・・・)と
話をさせていただいてものすごく元気になりました。



話したことの一つはtwitterとfacebookの使い分けについて。

社内にいろんなソーシャルメディアが出来てきているし、
少し前にネット上でも話題になってて、
私自身も最近twitterを使ってなかったりするので考えを聞いてみました。


ちなみに私の場合は
  1. UIの快適さからPathによるfbへの投稿を始める
  2. 投稿が短文になり、自分のtwitterの使い方と変わらないのでダブルポストする。 
  3. 2重投稿は迷惑かもしれないから片方にしようと考える
  4. 反応が薄い(ようにみえる)Twitterよりもイイネがもらえるfacebookに
という感じです。

私は「井の中」に逃げてるのかも知れないなと思いました。


他方で、「私ならtwitterで書くようなことを八田さんはfacebookに書いている」と
示唆いただいた部分もありました。

深い見識や鋭い思考で、私の浅はかな問いにきちんと答えてくれました。
やっぱりレスポンスがあるのは嬉しいし、
それが自分の尊敬する人からのものだとすればなおさらです。

<参考>
批判されるのが嫌なんだったら、ツイッターやブログはやめて、Facebookに閉じた方が良い、という話。 @tokuriki

「TwitterよりもFacebook」にある居心地の差 (Pachi -the Collaboration Energizer-)


話をしている間にも兄貴分の福岡さん神垣さん
(勝手に命名:FKチーム 集中しないと失点してしまう的な・・)から
きちんと周りを見て話すように促されました。

今回は久しぶりの参加ということで「お客様気分」 が過ぎたかも知れません。
自分が楽しむことと場をファシリテートすることは両立するどころか相乗効果が
あると思います。



帰り際に戸取さんが 「おやすみなさい」といっているのを聞いて、
「お疲れ様」とか「さようなら」よりも良いなぁと思いました。
(分かれたその場だけでなくて、帰宅するところまでを配慮してる的な)

本当にたくさんの「気づき」があったので、
私は一つだけ決めました。



さぁ、 「俺はやるけどおまえはどうする??」 (やっとブログタイトルっぽい話が・・・)

2012年4月30日月曜日

社内SNSはみんなで使うべき??


少し前に読んだ2つの記事が気になっています。

Pachiさんが書かれた

社内SNSを全社員が使うべき20の理由

Tsukamotoさんが書かれた
企業内ソーシャルを全社員に使ってほしい理由



私自身は社内外のソーシャルメディアで、いろんなひとと出会って
助けていただいているので「全員参加」には賛成のはずなのですが、
なんとなく、ストン!と腑に落ちません。

TsukamotoさんもPachiさんも面識があり、(友人というと言い過ぎか?)
しかも、その言動はリスペクトしているのですが・・・


理由は二つあります。

  1. 数が多いのと「全社員」ってのはどう違うのか?
  2. 「社員」で区切ってて全員なのか?

    もちろん
  3.  全員ってハードル高いよ
という理由も大きいですが・・
 
Pachiさんの記事の中にある、以下の理由については
「全員」でなくても人数が多ければ満たすのかなと思います。


勝手に分類してみた。

CACOOで誰でも編集可能にしています。
 追加修正などあればこちらからどんどんお願いします。




人数が多い方が良いって意味だと、「社員」に区切るともったいないような気がします。
「お客様」とまでは言わなくても、「グループ会社」「発注先協力会社」など
一緒に働く仲間 は 社外にもたくさんいます。

以前、EGMフォーラムの会合でも話をしたのですが、

部内に引き籠もってないで、広く社内でコラボレーションしようよ!

というのと、

社内に引き籠もってないで、広く企業間でコラボレーションしようよ!

というのは考え方が一緒なんじゃないかなと思うのです。


もちろん、「全社員」に利用してもらうためにハードルがすごく高くて、
それもストン!としない要員のひとつなので、
そんなハードルも越えたくなるほど「全社員!」ってのに魅力を感じたいのですが。。。


・・とココまで書いて疲れました。Tsukamotoさんの記事の感想はまた別途。。

2012年3月17日土曜日

やさしさに包まれたなら(ソーシャルメディア編)


数多いジブリ作品のなかでも、魔女宅は好きなのですが、
なんといっても、大好きなシーンは、冒頭のキキのラジオから
荒井由美の歌が聞こえてくるところです。

最近よく口ずさんでいるのですが、

なんでこの歌が頭に浮かぶのかな?? というのが、
「社内SNSに似てるから」ということが分かったので、
自分用にメモ。


(1) 小さい頃は 神様がいて
 (新入社員のころは、絶大な権力を持っている事業部長がいて)  

  不思議に夢を かなえてくれた
 (頑張っていれば、業績が上がって、やりたいこともやれた)

  やさしい気持ちで 目覚めた朝は
 (他人にやさしくしようと、目を見開いたならば)

  大人になっても 奇蹟は起こるよ
 (こんな時代になっても、できるようになるよ)

  カーテンを開いて 静かな木漏れ陽の
 (部の壁、社の壁をこわして、外の世界に触れて)

  やさしさに包まれたなら きっと
 (みんなち協力しようという気持ちになったなら)

  目に写る全てのことは メッセージ
 (入ってくるすべての情報に気づきがあるはず)



すべてのメッセージに気づくように心がけたいです。





2012年3月11日日曜日

社内SNSフォーラム(3/7)の感想。

2012年3月7日に各社で社内SNSを企画・運営している皆さんが
参加される「社内SNS」フォーラムが開催されました。


楽天のよしおかさんNTTデータの竹倉さんが、yammer上の社内twitter研究会の
スレッドでやろうということでお話されたことがきっかけだそうです。



お二人がEGMフォーラムのメンバーだということもあり
私も参加させていただきました。

 
場所は、EGMフォーラム2011 Autumnでもお世話になった豊洲INFORIUM です。

当日のアジェンダはこんな感じでした。

  1. 開会のご挨拶
  2. NTTデータの社内SNS(Nexti)のご紹介
  3. 各社取り組みのご紹介(3分ずつ)
  4. 事前アンケートの集計結果ご紹介
  5. 良くある悩みご相談会


私は、
「3.各社取り組みのご紹介」のタイムキーパーと
「4.事前アンケートの集計結果ご紹介」の集計作業&プレゼンを 
日本GEの太田垣さんと一緒に担当させていただきました。


日立グループの二人が思わず立ち上がるほどのプレゼン by 太田垣&八田




当日の盛況ぶりは既に竹倉さんがブログに書かれていますので 、
そちらをご参照頂くとして、お手伝いさせていただいたことで
いろいろと勉強になったことを記載したいと思います。
勉強になったということはそれを身につけていなかったということで、
私のレベルの低さを露呈することになるので恥ずかしいのですが、
まぁ事実なので仕方ないとと割り切ります。(自分への備忘録としても)

  1. Facebook便利。
  2. データを活かすも殺すも加工しだい
  3. タイムキーパー大変
  4. 主催者のパワーとセンス大事

1.Facebook便利
  今回の事前アンケートは
2/27(月)にご協力のお願いを参加者に送付し、
3/4(金)までにご回答を頂き、
3/7(水)には発表しなければならないという
タイトなスケジュールでした。

その作業を竹倉さん、太田垣さんという社外の方と
勧めなければなりません。
(しかも、竹倉さんは、海外出張で音信不通になる・・・)
メールベースでは、埒があかない(&退社すると使えない)ので、
太田垣さんとの段取りのやりとりは
Facebookのメッセンジャーが主体でした。

Facebookのメッセンジャーは、少し前にチャットと統合されたので、
その場でやりとりが出来れば、チャットになるし、
相手がBusyであればメッセージとして保留されているので、
あとから回答がいただけます。

「回答全部来ました?」
「とりあえずこちらで集計するので分析よろしく」 
「土曜日中にPPTにするので査閲よろしく」

なんてやりとりをスムーズに出来ました。
(むしろ社内の人とやるよりスムーズ??)

やっぱ、リアルタイムなコミュニケーションツール便利です。
ただ、それを扱うにたる関係が既にあることが大事だと思います。
太田垣さんと私はEGMフォーラムの定期会合の2月と3月の幹事だったり
する関係で最近よく話していましたので、信頼して話を進めることが
できました。そうでなければ、「あいつわかってんのかな?」
とイライラすることもあったのかなと思います。


2.データを活かすも殺すも加工しだい
  私は当初、各項目の回答の比率を円グラフで表示すればいいかな?
ぐらいに思っていたのですが、太田垣さんはきちんと
相関関数で設問同士の関係を踏まえた上でピックアップすべき点を
着実に拾っていました。

「投稿数って参加者で割るんじゃなくて、社員数で割ってもいいんじゃない?」
「投稿数の経年変化にモバイル環境の整備って影響あるの?」
と、たくさんの指摘もいただけたので、
時間や設問数、回答数の制約の中ではかなり良い感じだったなと思います。
きちんと発表出来たのも良かったし、その過程を一緒に体験できたのは
個人的に大収穫でした。

 「手を挙げた人が得をする」の成功体験をまた一つ増やしました。



3.タイムキーパー大変
  30数社が取り組み紹介、しかもそのうち10数社がプレゼン資料を事前に
いただいている(その中には10枚のものも・・)
如何に事前に1社3分間とお願いしているものの、これは大変だぞ・・と
思っていたら、会場設営中(有志は一時間前に集合し準備してました)に
竹倉さんからタイムキーパーを拝命。

エライ方もいらっしゃいますし、いやらしい話、「お客様」の企業もいらっしゃいます。
私が「ストップ!」と言っても聞いてもらえないかもしれない・・

ワールドカフェでおなじみ(?)の
「タイムキーパーが手を挙げたら、参加者全員手をあげて、話者は話をやめる」
  という方法をとることにしました。

  結論としては、おおかたうまくいきました。 たいていの方はきちんと
三分間で話をまとめて頂きました。

日頃のプレゼン慣れもさることながら、運営側への配慮を頂けた
のではないかと思います。
つまり、参加者全員の運営側としての参加意識があったということではないかと



4.主催者のセンス大事
今回の竹倉さんの運営は非常に参考になりました。
NTTデータ内の有志や、EGMフォーラムメンバーに、
きちんと役割を分担させた上、自分の海外出張中にそれを
進めさせてしまうのですから。

そして、それぞれにちゃんと「見せ場」とか「役得」を
みつけてきちんとモチベートしています。

会社に作られた「組織」みたいに業務命令が出せない中、
うまく人を動かす主催者のセンス が枠を超えた活動には
 大事なんだなと再認識しました。
(褒めるのとかめちゃめちゃうまい・・)



実は、上記にあげた
  1.  関係が既にあること
  2.  「手を挙げた人が得をする」の成功体験
  3.  参加者全員の運営側としての参加意識
  4.  うまく人を動かす主催者のセンス が枠を超えた活動には大事

は社内SNS成功の秘訣だなと個人的には思っています。

というわけで私的には大満足の会合でした。
(懇親会には出られなかったけど)
参加者のみなさんにとっても成果があって、
そして、これなかった人、知らなかった人が
歯ぎしりして悔しがるような会合になってるといいなぁ。。





2012年2月18日土曜日

EGMと懇親会について私が誤解してたこと

先週、某所で美味しいフグを頂きました。


気の置けない仲間と美味しいものを食べて・・とすごく楽しい時間でした。
やっぱり飲み会はいいよね。
次回は、しゃぶしゃぶだ!松茸だ!と大いに盛り上がったのでした。

幹事の方はじめみなさん本当にありがとうございました。


さてさて、飲み会といえば、仕事仲間と行くことも良くあります。

年末年始、期末期初のような「時期的なイベント」だったり、
新しい仕事を始めるときに仲間との自己紹介や親睦を兼ねたものだったり。

私の経験では、「懇親会」をしないチームでの仕事は、ほぼ失敗します。
実は私はほとんどお酒が飲めないのですが、それでも懇親会をやると
仕事がやりやすくなります。



なんでなんだろう??

「酒の席」ではなぜ親睦が深まるのか?


私のは  

「失敗が許されるから」


 なんじゃないのかなぁと思い始めました。


話す方も酒が入って気が緩んでいますが、
なんといっても聴く方が「まぁ酒の席だから・・」と
大目にみることが前提になっている。

だからこそ、色んな話ができて、共感して、仲間になれる。



EGMも一緒で、そこに必要なのは、

・使いやすいUserInterface でも
・ 便利な機能でも
・有意義なコンテンツでも
・たくさんの利用者でも

何でもなくて、「懇親会をしよう」という気持ちです。



SNSは昔から「タバコ部屋」と呼ばれてきましたが
実は、「懇親会」だったのです。

タバコ部屋では「ここだけの話」はしても 親睦は深まらないですよね?
(私はタバコ吸すわないのでわからない・・)

「懇親会」のほうがぴったりじゃないですか?

あなたが社内のEGMで関わり合いたい人たちって
「時間と場所が許せば、その人たち全員と親睦会を開きたい 」
そういう人たちじゃないですか?

私がEGMに取り組んでいるのは

「会社全員で親睦会がしたい!」

とそういうことのような気がしてます。





そういえばEGMフォーラムの人たちって普段から酔っぱらいのようです。
どうりで親睦深めやすい・・・・


EGMをやるからには、ちょっと酒が入ったくらいのオープンマインドをもって行動して、
まわりも「酒の席だから・・」くらいの許容を持って接して欲しいものです。



※私の好きな「銀河英雄伝説」ってSFに 「伊達や酔狂で革命軍をやっている」

  っていう台詞があります。(たしかアッテンポロー)
 私も伊達や酔狂でも仕事して世の中を良くすることが出来ると信じています。
 (あまり呑めないのに・・・)

※私はよくやらかしますが、「無礼講」と無礼は違うので、
 そこは勘違いしないように気をつけたいものです。
 特に最近、目上の方との機会も増えているのにフットワーク重くなってる・・・

※今回もホッテントリメーカーにタイトルを考えてもらいました。
  Bloggerにはトラバの機能がないのでお返しできず申し訳ありません。
  ホッテントリメーカーは「みんなが誤解してたこと」とタイトルを作ってくれたのですが、
  そこまで強気にはなれず、「私が」に変えさせていただきました。

2012年2月4日土曜日

ソーシャルは胡散臭い??

昨日、企業間フューチャーセンターLLP(http://www.facebook.com/icfc.jpn )さんが主催する、

ワールドカフェに参加させていただきました。

こちらのワールドカフェは最近ご無沙汰だったのですが、

今回のテーマは「ソーシャル」だということと、場所が会社の近くなこともあって、

参加させていただきました。

ワールドカフェの「問い」は、

    「ソーシャル」から連想するキーワードは?
    社会起業家やCSRなどが今注目されるのはなぜ?
    ソーシャルを知らない人からは「ソーシャル」はどう見える?
    これからの「ソーシャル」はどうなる?

というようなものでした。(もっと長かったけど失念。。)

私が印象に残ったのは、

「ソーシャルは胡散臭い」

という意見があったこと。

テーマが「ソーシャル」なのにそれを言うのか!と驚きました。
(空気読めよ・・)

それには2つの側面があると思っています。

ひとつは、

企業やエコノミストたちが最近やたら、「これからはソーシャル」といっていること。

もともと、企業はその企業理念に従って社会を良くしていく存在のはずです。

なのになんで、今更、当たり前のことを言うのか・・

ラウンドをご一緒した方によると、これは、「利益をあげられない言い訳」として

使われていることが多いのだそうです。

それで、ブータン王国のGNHなどがよく取り上げられているそうです。

私自身も、「クラウド」に似たゴマカシを感じます。



もう一つは

ソーシャルを使っている個人がやたらと人に勧めたがることです。

「形式知じゃなくて暗黙知の共有」だとか、「ユーザーエクスピアリアンス」とか、
なんか、こう言語化できない良さがあるんだけど・・ というわけで、
「とにかく来てみてよ」「とにかく使ってみてよ」と言いたいんだけど、巧く言えない・・
ということなんだと思うのですが。


私自身も勧めてました。。

「同僚にfacebookを勧める三つの理由」

 http://tosyokan3.blogspot.com/2011/08/facebook.html



「道具(手段)」としてはすごく良いモノなのに、なぜか誤解を受けやすい「ソーシャル」
グローバルソーシャルネットワーク担当 としては、きちんとその良さと危うさを
伝えていかなければいけないなと思いました。





次回のワールドカフェは3月2日 テーマは「きずな」です。

http://kokucheese.com/event/index/26616/

このテーマも胡散臭いですね。(良い意味で)

2012年1月29日日曜日

社外秘と部外秘と信頼関係

今月から社内のグローバルソーシャルネットワークの 推進担当になりました。
社内のコラボレーション強化を グローバルに勧めるということに携われて幸せだと 思っています。 (ってかそう思わないとやってられない。。)

さて、コラボレーションをすすめるに当たって インフラ環境や社内制度の整備などもしているのですが、 やっぱり一番のポイントは「社員ひとり一人の共創心」 だと思っています。

その点で最近面白いことに気づきました。

私の周りにはおかげさまでEGMフォーラムのメンバーを始め コラボレーションに前向きな方々がたくさんいらっしゃるのですが、
「社内とは情報共有するべきだけど、社外は無理だよね」
という声をよく聴きます。 それって私が日頃嘆いている 同じ会社なのに
「部内は情報共有するべきだけど、部外とは無理だよね」
という声とすごく似ています。
なんでも公開するのが良い!!なんて決して思わないのですが、

「自分が思っている範囲にしか情報共有しない」

というのでは なかなか進まないような気がします。
(というかそれを進める業務担当になってしまっているので逃げられない・・・)


もちろん、上記の社外秘の人も部外秘の人も 「決して情報を出さない」 ということではなくて、
自分の信頼する相手とは 情報交換をされています。

つまり信頼関係ができれば、解決するのですが・・・
「同じ会社なんだから、グループなんだからデフォルト信頼でしょう!!
信頼できない人は心を病んでるんだ!ケアしてあげなければ!」
なんて思ってた私にとって衝撃的な出来事でした。


(A)信頼関係が情報交換や行動を容易にする。
(B)情報交換や行動を共にすることが信頼関係を作る。

このニワトリ卵な問題に対して
従来はまず、業務命令としてチームを強いられることによって
チーム→(A)→(B)→(A)の順番にサイクルを回してきた。
しかしそれでは、世の中のスピードについていけないし、
イノベーティブな突然変異も生まれない。

そうじゃなくて、まず情報発信してみると
情報発信 →(B)→(A)→(B)のサイクルが回る!!
しかも、発信する情報は従来のような手間のかかる形式知ではなくて、
暗黙知てきなものでOK!!

そこを期待してのソーシャルメディア活用なんじゃないかなと 思っています。

だけどやっぱり、自分の中には境目があるわけで・・・


まず、チーム(会社?部?)ありきなんじゃなくて、 まず、情報発信ありき。
信頼関係は与えられるモノではなくて、作るモノ。

そう思ったときに、私たちの信頼関係は部や会社やグループ会社を 超えられないでしょうか?
 (お前も早く国境を越えろよ と 自分にツッコミも忘れずに。)

そのためにはどうすればいいのか? 自分や自社を被験者にした実験は続きます。

「ここからは国境線なんて見えないのに・・」
  (byプラテネス)



もはや月刊になろうとしているこのブログ。。。
昨年末に「積極的な情報発信こそが会社や社会を救う」と決めたのに。。。
この境目も越えないと・・・

※次の投稿のためのマイメモ
  ソーシャルメディアを利用していて凄くうれしいなと思うのは、
  「信頼している人から自分とは違う意見が聞ける」
  「信頼していない人とも付き合わなければならない」
  ということです。

  両方とも自分の考え方や行動に幅を持たせてくれます。

※「信頼している範囲にしか情報を出さない」というのと
  「法定通貨で示される価値しか認めない」というのとちょっと似てる気がする。
  ¥100や$1での支払いなら物を売るけど、「100はった」だと売ってくれないみたいな。。
  (実は信頼される範囲では、「1はった」=¥100くらいの価値なのに・・・)