では、タイトルと内容に齟齬があったので書き直し。
(本題に入る前にサミットの内容を少しでも書こうと思ったらそれだけでおなか
いっぱいになってしまって・・)
で、あらためて EGMとFCが似てるわけ(似てる点)について私なりに。
- 新しいことをやる場所(取り組み)である。
これは、みんな、「あったりまえじゃん」と思うかもしれません。
既存の枠組みで出来なかったことをやろうというものです。
これを大前提として考えると様々なノイズが気にならなくなります。 - 従来のやり方で解ける問題(すんでしまうこと)は扱わない。
1の続きみたいなものですが。
たまたま、サミットが終わったあとの
11/1に東京海上日動システムズさんのFCにも
お邪魔しましたが、そこのかたも同じことをおっしゃってました。
「通常の会議はココではさせない」
私はEGMも同じだと思っています。
よく、「メールで良いじゃん」とか、「ポータルサイトで良いじゃん」と
言われるのですが、そういうならそうなんでしょう。
(心の中では「あなたにとってはね」とつけますが、)
従来のやり方ですんでいるものをこちらに変える必要はないと思います。
どちらも手が込んでて、非効率です。生産性を上げるものではないと思っています。 - 主体的に動く人が得をする。(やっている人が楽しんでいる)
これもやっている人は「あったりまえ」だと思いますが、
FCについて話される方々の話を聞いて、
「色んなことに取り組んですごいなぁ」と思いつつ、
「この人たち自身も楽しんでいるんだな」と感じました。
EGMでも結局、得しているのは運営側(&ファシリテータ)の人たちです。
EGMで成功を収めた竹倉さんがFCの運営にのりだすのも頷けます。 - だからこそわかってもらうのが難しい。
これは、経営層にも利用者にもですね。
今までと違うことを今までと違う方法で行う。しかも情報は胴元に集まってくる。
これを如何に公開し、還元するか。
今は、新しい物好きの利用者と
「よくはわからないけどお前が底まで熱く言うなら」と理解を示してくれる経営者に
支えられている気がします。
逆に違う点
- FCは先に目的がある。
これは、EGMサミットで野村さんや岩井さん、櫻井さん 茨木さん
(サミットの並び順です。念のため)が何度もおっしゃってましたが
「FCは目的(解くべき課題)が先にあって、そのためにFCディレクターが
様々なメソッドを駆使して解決に当たる」
私の考えているEGMは
「課題すら気づいていなくても誰かがそれを教えてくれる」
活動を可視化することによって、第三者に助けてもらう。
私の勉強不足かもしれませんが、FCだとディレクターの知りうる範囲の
多様性でしか問題が解決出来ないような気がします。
「集合愚」なんて言葉もあるので、多様性が高ければ良いってもんじゃ無いと思いますが。 - ディレクター(運営者)の力量のウェイトが大きい。
これも1の続きのようなモノですが、
FCはディレクターのデザイン力にかかっている気がします。
EGMはパワーユーザーやファシリテータと呼ばれる人が自然発生して
助けてくれることが多いです。
(もちろん、彼らを意図的にどうやって見いだすか、育てるかというのが
運営側の力量でもありますが、私は自然発生に助けられています) - FCはF2Fだから受け入れられやすい。
これは、大企業の場合だけなのかもしれませんが、
オンラインが主体である(オンラインだけじゃないよ)EGMと
オフラインが主体である(オンラインを駆使している人も多いですが)FCでは、
ウケが違います。(とくにお年寄りの)
「見たことのないモノ」を信じるのは難しいのでしょうね。
10/28のEGMサミットの山下社長の講演の中でも
「2ちゃんねるのようにならないために」という表現が出てきました。
あれだけご理解のある方ですら、一部のやんちゃな人たちだけをみて、
魔の巣窟のようにオンラインを畏怖するのだなぁと感じました。
以上、現時点での私の感想です。FCもEGMすらもまだまだ勉強中なので
今後、コロッと意見が変わることがあるかと思います。そうでないと成長できないし。
※EGMの立場から、オンライン、オフラインの区別も含めて書きましたが、
FCの方々はツールとしてオンラインを使いこなしていらっしゃるように思いました。
そういう点においてはあちらのほうが成熟しているのかなとも感じています。
関連リンク
つながりが、想いを育み、行動を呼ぶ ~ EGMサミット2011 Autumn 語録集 - 【ヒト感!!】
EGMサミット2011 Autumn - PachiチョイスのShibotter - Togetter
ロサンゼルスMBA生活とその後 : EGMサミット2011 Autumnに込めた想い
なおきさんのブログ : 新しい未来に向けて~EGMサミット2011 Autumn参加報告
「EGM×フューチャーセンター」は「想い×対話×気づき」 (Pachi -the Collaboration Energizer-)
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